稽古覚え書き10月21日(金)22日㈯ | NeoMackey_ITpro&古武道のブログ

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稽古覚え書き10月21日(金)22日㈯
本日から武田時宗分類の手順の総復習、槇原解釈の合気柔術技です。合気のみの一歩手前の本当の合気技で、力任せの関節技や痛みを追求する急所技とは一線を画し、本当に手順に近くても隙が少なく、忖度せず、腰砕け等身体に力が伝わり、無用な痛み無く崩しが発生する方策です。合気の道に通じる理合いです。
ちなみに多くの方が入門時に基本技としては荒い手順を習われてます。コレは手順の指導と門外漢に理解平易な戦いの一場面で良く出るケースを稽古するのが形と説明します。しかし古流の型の目的はその流派の動きを身に着けさせる事が大事で、日本古武道の剣の動きに準じた、効率の良い無駄の無い動きが大事でそれを目指すべきです。一部の流派や武術では本来は体や健康に良くなく、無理して可変させたり、無理に筋力を一部のみ発達させる事も有ります。大東流の系譜は様々言われますが、合気に関しては西郷頼母が御式打として伝えたと有りますが、これは証明出来ませんが、丹田を鍛え姿勢を保ち剣禅一致の様な鍛錬は上級武士はされた可能性が有り、合気の技術に筋骨隆々は無用ですから信憑性は高く、下級武士や力仕事が主の者には理解できない技術です。ここから想像してもらっても剣術の基本的な共通する体つくりの中で健康法にもつながる部分は大事で継続して、技術の為に特化した体への負担は排除すべきです。この身体作りをして、最初に習った、直線的で力がぶつかりそうな動きから力のぶつかりを排除し、当身は殴り合いで無いレベルを考察し、体の力を効率良く出し、こちらの体を無駄無く進化させ相手の体を理解深めれば合気、合気柔術が可能となります。
その折、体の柔軟性は有るにこしたことはなく、ぶつかり時に応用として肘を抜くこともあり得るがこれは本筋の技術では有りません。柔術の名の通り柔らかくする為に様々な先輩諸氏が工夫されていた事は全て応用の一つとしては参考にしてますが、多くの先輩方のやり方は良くて柔術で関節技か急所技の範囲の技術です、未熟なかけ方では単なるかわし技で柔術とは程遠い剛術にしか成っていません。なので単なる柔らかさを追求し合気から遠い技術は本質の道としては亜流であり基本としては使用しません!

  私の解釈も含んでますが、多くの基本の動きは森総務長の動きを研究し、合気の感触は森恕伝です。一応、森恕教授代理を実力で頂いており。抜き合気を会得したとのお言葉もいただいてます。
  そして千葉師範、井澤師範の数少ないですが手の感触を記憶から呼び起こし、森総務長、千葉師範、井澤師範の共通に感じさせていただい感覚は大事な大東流の資産です。その感覚と、彼等のネットやビデオを参考にし、惟神の説明を読み解き、植芝盛平師や塩田剛三師のビデオを参考に、そこに剣の抜刀等の理合を考慮してます。殺人剣は不要です、斬り方に拘るものは合気の道から遠ざかっていきます。まだまだ研究の余地は有りますが、合気柔術としてはかなり研究は進み、他の稽古生に再現してもらっても同じ様な効果が見られる事から、ほぼ間違い無く合気柔術の正しい理合に進んでいると自負してます。一緒に稽古された方はこの理合を更に研究して身に付け、後世にも伝承していただきたいものです。
  ただ、注意点は、私が薦めた体の作り方、本来の人として健康につながり、効率良く、無駄の無い使い方を稽古された事が前提です。地道にこの訓練を継続長ければ体が醸成されて差が出ます。
  近代格闘技や他武道の経験値や筋肉作りはほぼ意味が有りません、多くは逆にマイナス要素です。一言で言い表すと合気に捻り技は存在しません。捻りは下級武士用の即戦力時に必須に習いますが超初心者向けの理合とも言えない見た目の伝えです。