武道は格闘技の要素も当然ですが、日本の武道は礼儀、作法、他者を互いに尊重する気持、等も含めた人間形成に寄与出来る物で有りたいですね。その中に健康法や先人の様々な知恵が含まれている事に気付されると、単なる運動と違い知的好奇心もそそられ、飽くなき楽しみも見つかります。
長く続けていく中で、金銭に蛋白に、肩書に惑わされず、名誉に心動かされず、の境地に成って行かなければ武道を歩んで居らず、何処か横道にそれた武芸や、武術、果ては愚道になるのでしょうね!
常に良心に鑑みて、日本人の知恵の世界と精神修行に励みたいものです。
表面、柔和で物腰の柔らかい輩の中には心底性根が腐った者が一定数まともな人の振りをして、正しき行いをしようとする者の中に混在したりします。
これが人間世界の厄介な所です。漫画や映画ではもっと単純に悪役が出て来てくれますが、詐欺師程紳士面で、また権限や財産を持つ者に取り入るのが巧妙です。中には老人に取り入り、財産を根こそぎ取り込み、そして結局は自分で築いた物では無いので、それが消えていこうが一向にお構いなしで、自分の暗い闇の根深い欲にのみ忠実に動き回ります。人ならば武道に足を踏み入れたのならば一抹でも良心の光がさすことを願うばかりです、残念ながらこの世は正義は勝つとは限りません。
ただ正義は絶対に悪には屈服しません!
悪で無ければ潔さがあるものです!