中高時代から大東流に出会う前
私は中高から学生時代に、男性なので少しは格闘技にも興味も持ち、丁度ブルースリー、空手馬鹿一代、その他マーシャルアーツ、ベニーユキーデなども流行り、昭和色強い若干アナクロ的な良い意味の根性論が通ってた時代でもありました。
一応、子供の時代は普通に相撲ごっこもしている環境で、普通に運動神経も良く、適度に何でもマスターしてました。
高校時代に近くにあった空手も習い少しは出来ましたが、武道にハマル方ではありませんでした、ですので真剣に青春時代に空手だけとか柔道だけをされた方からは、ちゃんちゃらおかしい武道経験レベルです。私はどちらかと言えばいわゆる軟派か硬派と言えば軟派で、テニス、スキー、スキューバダイビング等が趣味で楽しいスポーツが得意でした。
そしてその時代の若者はまだストリートファイトが好むと好まざるで経験させられたという時代です、いわゆる繁華街の近くではカツアゲしようとする人が居たりしたのです。そして運動神経がそこそこ良くて、力が強いか、反射神経が良ければ、少々の武道経験者よりも喧嘩慣れしている方が強いのが現実でした。
そして一番喧嘩に早く強くなりそうなのが空手だ思って、友人と空手道場を見学したりしたが、結局その中で強いのは大きな男とか、気の荒い者がほとんどで、技術という物に疑問もあり、自分の通う道場でも真剣には練習していませんでした。この折は武道ブームの様なものもあり同時に他の事もしていました。ただ資格オタクの様に段位に関係無く、純粋に強くなりたい、もしくは負けない様になりたいというように感じていたと思います。
正直な話、短期間で高校時代に民間の空手を習いながら、合気道も習いに行っていました。その時の道場の方針かどうか不明ですが、手を抑えてみてくださいと言われて血気もある十代後半なので思い切り手首を抑えたら、先生役の方はもう一度取り直すことを指示されて、2度目は手の平を上に返して、こちらの手を捻り返して技をかけられました。そして相手にもたれる前に持ち返す練習をしなさいといわれました。その時、本心では万が一暴漢に襲われた時に、もう一度というのかなぁ?と皮肉な考えも浮かびましたが、その後もしばらく続けたが、う技を受ける人は技をかける相手に合わせないと、色んな技が覚えられないという、先輩方の言葉も多く、合わせるの定義があいまいで、結果あえてやられる役を互いにしている人がほとんどでした。指導が悪いのか、教わる側が悪いのか?
その時の私はあえて逃げたり、あえて次に相手の動きが分かるので逆に先に動く様な、いわゆる意地悪な受けはしたことがありません。しかし、その答えを見いだせないままに、見た目の通りの逆関節を取ったり、相手の弱い所を攻めているだけで、一度知れば逆らえるのになぜあんなに無防備な格好をして受け役は練習しているのかという事も有り、その疑問と系統立てた指導方法も確立していないと感じ、途中で止めました。