すずきふみよしの「星の音を聴く」 -16ページ目

すずきふみよしの「星の音を聴く」

読むこととはすなわち聴くこと。耳を傾けること。
ホロスコープから「聴いた」ものを、そして感じとったものを、日々丹念に言葉にしていきます。

サビアンシンボルは
乙女座5度「自然の精霊や通常は目に見えないスピリチュアルな媒介に気づきつつある男」

このシンボルのキーノート(基調)は
「意識の新しいレベルのはじまり」

きょうはどんな日?
言葉とものとの関係に大変敏感になり、並外れた洞察力をもって事物や人物の背景が把握できるときです。

個人の相互理解の基盤となる人それぞれの違いを認識するために先入観の徹底的な克服が必要となるときというのがきのうでした。乙女の季節のはじまり以来続いていた自分の個性の確認のプロセスを踏まえて、次は他人の個性のほうへと関心の重点を移してみよう。自分と同様に培われているはずであろう他人の個性を慮り、尊重の意志をもつようにしてみようという具合でしたが、平らかな心で接することはできたでしょうか。きょうは想像力が非常に冴えるときです。有効に使いましょう。

他人の個性がどのように培われてきたか。自分の個性についてここしばらく確認してきたことから、そのような〈背景〉に想いを馳せ想像するのは比較的容易であったでしょう。だからこそ敬意が生まれ優しさを覚え、尊重することも可能となったわけです。きょうはさらにその想像する力が強まってきます。さまざまなものごとへとその力を及ばせて、背景を想像してみてください。人ならばもちろん背負っている事情がありそれが続いてきたという歴史があります。日ごろ何気なく見ているものごとにもその背後には入り組んだ関係やもっともな道理があり、それゆえにそのものごとは〈そうなっている〉のです。ものにはすべて名前があり、あれがこうであるのには理由がある。そのことがよくわかってくるでしょうし、わかるためにぜひ想像力を働かせてみてください。そしてそれは当然のように自分の背景についても及ぶことになり、ひいてはこの先の見通しを予見することにもつながるでしょう。現状認識と個性の確認、想像力による他人の尊重を経て、この想像力は自分の将来を有意義につくり上げる力へと育っていくのです。持続している現実について理解や鑑賞能力の欠如傾向が見られるときでもあります。無批判に眺めるのではなくしっかりと分析的にとらえ、地に足の着いた想像をしてください。
サビアンシンボルは
乙女座4度「黒人と白人の子どもたちが一緒に幸せそうに遊んでいる」

このシンボルのキーノート(基調)は
「社会文化的な先入観の克服」

きょうはどんな日?
個人の相互理解の基盤となる人それぞれの違いを認識するために先入観の徹底的な克服が必要となるときです。

自分の信念を絶対確実なものとしてとらえ、それこそが自身を支える内なる力であると確証を得るときというのがきのうでした。これまでやってきたことを総括して区切りをつけ、評価を下しておいたところへ助力と保護が与えられるだろう。なによりも、自分の内面に強い自信を抱くことこそが最大の助力と保護になるだろうという具合でしたが、なんらかの支援や救済は得られたでしょうか。きょうは落ち着いたところで平らかな心をもって人やものごとに接するようにしてみてください。

さきおとといからの三日間、ずっとテーマになっていることは、自分自身が置かれている状況の正しい認識です。自分と他人との違いをあらためて確認しておく。その違いに客観的な評価を下して区切りをつけておく。他人とは違う自分に自信をもつ。このようなプロセスを経てひたすら現状認識を正しくしていったわけですが、これは言うまでもなく自分の〈個性〉の確認です。乙女の季節のはじまりにこの先半月のテーマは〈個性化〉であると述べましたが、きょうはこの三日間と少し趣を変えて、他人の個性のほうへと関心の重点を移しましょう。自分と同様に培われているはずであろう他人の個性。おとといにも実績への敬意から他人への優しさを覚えるところがあったでしょうが、より踏み込んで尊重の意志をもつようにしてみてください。とはいえ妙なバイアスは不要です。キーノートのとおり、予断や偏見を排して相手に接してみる。おのずと相手を大切におもえるでしょう。なぜなら自分に自信があるからです。獅子の季節の終わりのときの「全体のなかの一人」という一体感とはまた異なる、彼も我も同じ人間で言わばきょうだいなのだという一体感が得られることでしょう。心理的な調節能力の欠如傾向が見られるときでもあります。一体感や連帯意識からの過度の感情移入は避けましょう。
サビアンシンボルは
乙女座3度「二位の守護天使」

このシンボルのキーノート(基調)は
「危機の際の目に見えない助力と保護」

きょうはどんな日?
自分の信念を絶対確実なものとしてとらえ、それこそが自身を支える内なる力であると確証を得るときです。

自分自身のなかの永続的な価値をさらに今後も維持していくために、一切妥協なく自己価値を証明しておきたいときというのがきのうでした。自分とはどういうものであるかを浮き彫りにするために、実績はどれほどのものかを確認してみよう。数値として示されるデータや情報などを頼りにしながら徹底的に分析的に見直して客観性を求めるようにしてみようという具合でしたが、自分なりに自分をまとめられたでしょうか。きょうは現状への支援や救済が見込めるかもしれません。

これまでやってきたことを総括して区切りをつけ、評価を下しておく。「大きな白い十字架」とは自分がやってきたことを終わったこととしてとらえたときの、言わば過去の自分の〈墓標〉なのです。この言葉からけっして否定的な意味あいのみを感じとらないようにしてください。十字架は「みなの注目を集めている」のですから、これは自己評価を下しているだけでなく他人からの評価をも受けている状態を示しているのです。実績をまとめ区切りをつけたとはこのような状態である。きのうも述べたように正しい現状認識はよりよいあしたを生むものですから、いまの状態がそうであることを理解しましょう。そしてとりも直さずきょうのシンボルは、その状態に対して助力と保護が与えられることを表しています。いま自分が置かれている状況に共感を示してくれる存在や理解者の登場などに、ほんの少し期待してみてください。しかしなにより、自分の内面に強い自信を抱くことこそが最大の助力と保護になるのは間違いありません。みずから打ち立てた十字架をつらつらと眺めているうちに、それははっきりと得られることでしょう。一方で、虚しいひけらかしに走ったり自信過剰の傾向が見られるときでもあります。きのう同様に客観性とそして公正さが大切となるでしょう。

※天使を数える助数詞は「位」です。
サビアンシンボルは
乙女座2度「大きな白い十字架がみなの注目を集めている」

このシンボルのキーノート(基調)は
「苦しみと孤独の体験のみがもたらすことのできる知恵と思いやり」

きょうはどんな日?
自分自身のなかの永続的な価値をさらに今後も維持していくために、一切妥協なく自己価値を証明しておきたいときです。

新しい季節のはじまりであり観察眼や洞察力が鋭敏になるとき。知性の限りを動員していこうというのがきのうでした。自分を多様なコミュニケーションのなかにさらけ出すということから一歩進んで、自分個人に戻るようにしてみよう。自分一人になって自分というものを見つめ直し、客観的にとらえて説明できるようにしていこうという具合でしたが、落ち着いて見つめることはできたでしょうか。きょうはさらに客観的で冷静な判断を追求するようにしましょう。

人との違いをしっかりと自覚するとはいえど、きのうの状態ではあくまでも自分の目線から見た違いを認識するにとどまっていたかもしれません。きょうはより客観性を求めるようにしてみてください。数値として示されるデータや情報などを頼りにしながら、自分を、また自分がやってきたことを、徹底的に分析的に見直してみるとよいでしょう。過小評価も過大評価も不要です。自分とはどういうものであるかを浮き彫りにするために、実績はどれほどのものかを確認してみてください。もちろん人間の営みとはすべて数値によってはかれるものばかりではありませんが、それがあらためてわかるということにも数値化の意義はあるでしょう。そして、やってきたこととはすなわち終わったことでもあります。いまだ継続中の大きな仕事があるとしても、ここでいったんこれまでを総括して区切りをつけ、評価を下しておく。正しい現状認識がよりよいあしたを生むことでしょう。またそれはおのずと他人への優しさにもつながっていきます。正しい自己評価は、単に成果を誇ることよりも他者の実績への敬意をもたらすはずだからです。大きく自負する一方で実は価値の小さいものを大義として、無分別な教条主義や誤った方向への努力に走る傾向が見られるときでもあります。繰り返しますが、まずは正しい認識と評価を。
サビアンシンボルは
乙女座1度「肖像画のなかで、男の頭の重要な特徴が芸術的に際立たせられている」

このシンボルのキーノート(基調)は
「いかなる生活状況についても突出した特性と一切合財の意味を自身に明瞭に描写してみせる潜在能力」

きょうはどんな日?
新しい季節のはじまりです。観察眼や洞察力が鋭敏になるときです。知性の限りを動員していきましょう。

自分自身の表現をコミュニケーションのなかに開放し、主観から解放され、全体のなかの一人であることを実感するときというのがきのうでした。ここまでに鍛え整えてきた表現をありのままの自分として打ち出していく。この半月のまとめとして意志の力とコントロールを存分に振るっていこうという具合でしたが、多くの人の目に自分を晒すことはできたでしょうか。きょうは自分と他人との違いに関心を寄せてみましょう。

見せつけ誇示するのでもなく、見てくれと懇願するのでもなく、自分はこうであるということを開示して見せるということ。きのうのこの状態は、言わば現状での最大限の自己主張であり、ありったけの訴えでもありました。自分というものはどういうものであるか。それを人に知ってもらううえで、とにかく開いて見せる必要があったわけですが、さらけ出すという行為は自分と周りとの境目が溶けあい混ざりあうような振る舞いでもあります。きょうは仕切り直しをしましょう。「全体のなかの一人」という一体感を実感することは素晴らしいことですが、その陶酔的な感覚からいったん離れて、自分個人に戻るようにしてみてください。自分とはどういうものであるかを、自分一人になって見つめ直す作業が必要だということです。またこの先半月のテーマは〈個性化〉です。他人に自分はこうであるということを見せるだけでなく、自分というものはどういうものであるか知ってもらうだけでなく、他人とは違うほかならぬ自分というものはなんなのかを、自分自身が客観的にとらえて説明できるようにする。人との違いをしっかりと自覚することが個性の確立のはじまりですし、それを分析的に述べられるのが知性の発達です。きのうのきょうでの揺り戻し的な感じではなく、向こう半月を見据えたうえで、まず自分個人に戻ってみてください。とてつもない虚しさを覚えたり、過度の虚栄心が表れたり、人間の能力を過剰評価する傾向が見られるときでもあります。すべてのものを、落ち着きをもって、冷静に見つめてください。
サビアンシンボルは
獅子座30度「封印されていない手紙」

このシンボルのキーノート(基調)は
「あらゆる思考と伝達とが不可避的にあらゆる人々に共有されるような個による悟り」

きょうはどんな日?
自分自身の表現をコミュニケーションのなかに開放し、全体のなかの一人であることを実感するときです。

私的な関心において人との関わりを求める気持ちが高まり、また表現について明瞭さを求める意志が強まるときというのがきのうでした。意志の力を自分の表現を固めることに向けていく。曖昧さを排し、積極的な言語化で人に伝えていく。それはやむにやまれぬ行動として、おのずとそうせざるを得ないものとして表れてくるだろうという具合でしたが、大切な人に大切なことを伝えるなどできたでしょうか。きょうはもっと大きくて広い人間関係のなかに自分を出していきましょう。

人との関わりを求めるのにも表現の明瞭さを求めるのにも一種の差し迫った切実さがあったのがきのうですが、きょうは幾分リラックスした様子で人に接することができるでしょう。いい感じに力も抜けて、他人との関係の密度も適度に薄まってくるとおもいます。きょうのポイントは開放性です。きのう同様、凝り固まることなく、自分を多様なコミュニケーションのなかにさらけ出すこと。見せつけ誇示するのでもなく、見てくれと懇願するのでもなく、ここまでに鍛え整えてきた表現を、ありのままの自分として打ち出していきましょう。半月前には「この先半月のテーマは〈解放・放出〉」だと述べました。ただ単に生命力を燃やしていく〈燃焼〉にとどまることなく、意図的に燃焼のエネルギーを発していくというテーマでしたが、この半月のまとめとして意志の力とコントロールを存分に振るってください。そしてすでにそれが身についているからこその「ありのままの自分」なのです。無分別で短慮で軽率で不注意で無用心な振る舞いに天才的な能力を発揮する傾向が見られるときでもあります。これまで培ってきたものを遺憾なく出すように心がけてください。
サビアンシンボルは
獅子座29度「人間のかたちに再誕する用意ができた人魚が波から姿を現す」

このシンボルのキーノート(基調)は
「無意識から立ちのぼる激烈な感覚的直感が意識的な思考の形態をとろうとする段階」

きょうはどんな日?
私的な関心において人との関わりを求める気持ちが高まり、また表現について明瞭さを求める意志が強まるときです。

多様な可能性のなかで混乱を感じつつもそれを楽しみ、また注意を集中して自身を方向づける能力が発揮できるときというのがきのうでした。差し当たり手をつけようとおもったことに即手をつけてみようというおとといの挑戦的な試みを経て、可能性が飛躍的に広がってくるだろう。当惑を覚えると同時に喜びも感じられるなかで、自分にとって必然である方向に向かっていこうという具合でしたが、自信をもって進めたでしょうか。きょうはさらにやむにやまれぬ行動が表に出ていくでしょう。

さまざまに広がりを見せた可能性の選択肢からなにかを選びとるというよりは、自信をもって歩ける道に進んでいこうというきのうの提案ですが、それは選択することに意志を働かせるのではなく、自分の存在について確固たる意志を示すということです。私はここにいる、そしてこうする。たとえ道がたくさん開かれていなくとも、きっと間違いなくその道を進むだろうという意志の表れが、きのうの行動には含まれていたはずです。きょうは意志の力を、自分の表現を固めることに向けてみてください。たとえば曖昧なことを極力言わないようにする。言葉では言い表せないとおもっていたことを積極的に言葉に出してみる。ここしばらく漠然と感じていたことをはっきりと言葉にして人に伝えてみる。そして、そうしようというよりは、おのずとそうせざるを得ない、そうしなければならないような気持ちに突き動かされていくことでしょう。もちろん言葉以外の表現も成立可能ですのでより具体的なわかりやすさを追求していってください。分別のなさや驚くほど不器用な無感覚傾向が見られるときでもあります。わかりやすく人に伝えるためには自分の感受性を高める必要があります。凝り固まってはいけません。

また、きょうは満月です。半月前、人との共同作業のなかで、一切惜しみなく遠慮なく存分に生命力を燃やしていった結果が実を結びます。プライベートなことがらに使ってみるとよいでしょう。
サビアンシンボルは
獅子座28度「大きな木の枝のたくさんの小鳥たち」

このシンボルのキーノート(基調)は
「広くて、ともすると混乱を招くような、喚起的潜在性の多様性への開放性」

きょうはどんな日?
多様な可能性のなかで混乱を感じつつもそれを楽しみ、また注意を集中して自身を方向づける能力が発揮できるときです。

自分のなかで存続している資質とはどういうものかを知る手段が得られ人生の新たな局面への挑戦が開けるときというのがきのうでした。弱点を見据えることを経てあらためて自分の資質を確認するにいたる。先週末以来のプロセスで生じた内面の変化を確認し、「おもい立ったが吉日」で行動しようという具合でしたが、即座に実行できたでしょうか。きょうは選ぶことが多くて困るかもしれません。

〈成功の秘訣〉がわかってしまったからといって、自分の資質に照らしてみた場合それをもちあわせているのかどうか、また実行に移すかどうかは別問題です。あえて成功に背を向けるという選択もあるなかで、差し当たり手をつけようとおもったことに即手をつけてみようというのがきのうの提案でした。行き当たりばったりのようであったり、それしかないという選択であったかもしれませんが、そのような挑戦的な試みを経て可能性が飛躍的に広がってくるのがきょうの状況です。当惑を覚えるかもしれませんが、同時に喜びも感じられるでしょう。しかしここで必要なことは自身の方向づけです。可能性の分岐の選択をどうするかというよりは、自分にとって必然である方向に向かいましょう。そしてなにより自信をもって歩ける道に進んでください。混乱気味の状況を楽しむあまり、それがもたらす自信過剰に溺れる傾向が見られるときでもあります。足元に注意しながら確実に進んでいきましょう。
サビアンシンボルは
獅子座27度「東の空の夜明けの発光」

このシンボルのキーノート(基調)は
「新しい周期の閾(しきい)の新しい機会の、高揚する挑戦」

きょうはどんな日?
自分のなかで存続している資質とはどういうものかを知る手段が得られ人生の新たな局面への挑戦が開けるときです。

より永続的な類のゴールへ到達しようと努力する際の導きとして、ひとつ大きな理解が得られるときというのがきのうでした。社会的な評価が保証されている価値とはどういうものか、成功につながる才能や能力とはどういうものかが見えてくる。それが自分のなかにあるものなのかどうなのかはさておき、わかってしまったところで今後の可能性をかんがえてみようという具合でしたが、自分なりの回答は導き出せたでしょうか。きょうはまたさらに発展的なヒントが得られるでしょう。

自分の弱点を見据えることを通じて図らずも〈成功の秘訣〉がわかってしまうというきのうを踏まえて、ここであらためて自分の資質を確認するにいたるという格好です。すでに先週末には自分の能力の誇示を経て、さらにそれを深めるために外野の雑音を遮断して自分の内面に入り込んでいったわけですが、そうしたプロセスののち、他人からは見えにくかろうとも明らかに内面の変化が生じてきているはずです。確実にひとまわり大きくなったところで胸を張っていきましょう。世界も輝いて見えるはずです。きょうは文字どおり「おもい立ったが吉日」の日です。眼前に飛び込んできたもの、ふとひらめいたもの、きっかけはどうであっても構いませんので、手をつけようとおもったことに即手をつけてみてください。この先長期にわたる大きな出来事のはじまりとなるかもしれません。そして、その〈いま、ここ〉で起きていることのなかにこそ、ヒントも答えもあることでしょう。いたずらに希望的観測に走ってみたり曖昧なあしたに満足を見い出す傾向が見られるときでもあります。楽観も虚無も等しく現実逃避であることを忘れずに。いまを生きましょう。
サビアンシンボルは
獅子座26度「激しい嵐のあとの虹」

このシンボルのキーノート(基調)は
「天上と地上とを連結させる、人の神性との盟約、不死の約束」

きょうはどんな日?
より永続的な類のゴールへ到達しようと努力する際の導きとして、ひとつ大きな理解が得られるときです。

課せられたハンディキャップの長期的な克服と今後予想される困難への用意に向かっておきたいときというのがきのうでした。苦手分野として遠ざけていることがらはもちろん、先天的に他人より劣っていると自認しているところを見直して、弱点を補強してみよう。当然すぐに達成できることではないけれど、とり組むことで忍耐が持続していけばそれがこの先困難を打開する大きな力となるだろうという具合でしたが、差し当たり着手できたでしょうか。

弱点の補強にとり組む前段として自分の弱点はなにかと見定める作業があったわけですが、劣っているところや欠けているところを見つめているなかで、ではいったい世間一般ではどのようなものが評価されるのか、それについて自分なりの回答が導き出せるときと言えます。社会的な評価が保証されている価値とはどういうものか、成功につながる才能や能力とはどういうものか。それがわかってしまう、よく見えてくるという状態でしょう。しかしそれは果たして自分のなかにあるものなのかどうなのか。それすらくっきりと見えてきたとして、もしもない場合でもけっして悲嘆することはありません。評価に値するものとはなにかが見い出せると同時に、それを効果的に利用する仕組みとはどういうものかにも気づくからです。〈そちらの側〉にまわることでじゅうぶんに活路は開けるでしょう。もちろんそのほかにも可能性はあるはずです。依存の対象として、束の間の夢や希望を無批判に受け入れてしまう傾向が見られるときでもあります。現実逃避から甘い話に乗ることなどないように、ゆめゆめご注意ください。