映画館で予告編を観て
非常に興味深く
原作を読んでみたく手に入れました
結構一気読みに近い形で読破しました
それ程に圧倒的な筆致力
これまで玉三郎さん観たさに
何度か歌舞伎座に足を運んでおります
耳馴染みのある演目や役名が随所に出てまいります
(あ、もう文体がこの作品の様になっております笑)
文章が
歌舞伎座のイヤフォンガイドさながらの文体で
書かれておりまして
それはそれは当初の自分の予想に反して
するすると文章が頭に入ってきまして
加えて
ネトフリで「サンクチュアリ」を観て以後
大相撲にも興味を持ち始め
中継を観たり推しの力士も何人かおりますので
関取が登場したり
その関取以外にも
秋田出身者が登場人物におりまして
グイグイこの作品の世界に引き込まれていったのでございます←ダメだ この口調が抜けない笑
映画の予告編が先だったので
この作品を実写化するのは
相当に難儀したのではないかと
読後はより想像つきます
演者さん達のお稽古なども
それはそれはハード極まりなかったのではないかと
悪くいって延期にはなるかもしれないけど、
無事上映されるのではないかと思っております
も期待して待ちたいと思います
登場人物それぞれに本当に濃い道を歩んでいて
誰1人生温い者おらず
変に歪んでしまった者もおらず
皆 熱い 血管から血が噴き出そうな程
芸事に魅入られた人にしか見えない境地の世界を
一読者にも垣間見せてくれた様な
お芝居の序章から終幕までを観させてくれた
そんな作品でした
ブラボー
「三代目!」