指先に魂込めて…「今が過去になる前に」 -5ページ目

遅くなりました「自由宣言」

ウクレレ記念日の弾き語り「僕の好きな先生」

串揚げ屋に似合う、あの歌、あの声「演歌歌謡ロック」



☆リンク「風の中の火のように」

たまたま入った柏駅西口の串揚げ屋。

暖簾をくぐり、
ドーナツ型の背もたれもない粗末な椅子に腰かける。

とりあえず、「マッサンハイボール」を注文。

連れの後輩は、「生ビール」を注文。

すぐに運ばれてくる、
お通しというには、莫大な量のキャベツの山。

更にその後、「おまかせ串盛り五点セット」がテーブルにドン!と乗っかる。

そして、ドでかい金属製のトレーもドン!

何だ?このトレーは?

中身は?

なんと、並々と入ったソースの海だった。

そこに、串や、キャベツを手づかみで浸して、食う。

「ソースは一度だけ!!」と、トレーに書いてある。

なるほど、ソースの海の衛生を保つためか。

ぐるっと店内を見回す。

壁に貼られた、

手描きの短冊のようなメニュー。

月曜の夜にしては

年齢層やや高めの男女で賑わっている。

サクッと飲み、

サクッと食い、

スッと店を出たい。

そんなスタンスの飲みには、

うってつけといえる雰囲気である。

BGMが、

有線放送だろうか、、、。

多分、「90年代大人のポピュラー」あたりに、

チャンネル設定されているのだろう。

尾崎豊、

渡辺美里、

プリンセスプリンセス等々。

そんな、

昭和末期~平成初頭くらいの楽曲が流れる。

二杯目のハイボールに口をつけた頃、

何だか、

聞き覚えのある曲のイントロが流れてきた。

♪ズタズタズタズタ♪

♪誰かが必要になり名前を呼びたい

傷跡が膿みはじめ

1人じゃいられない

胸にすがり、強く抱いていてほしい

孤独な夜の最中、

夜毎そんな夢をみる

そんな時、君の名を呼ぶ~♪

KAI FIVEの

「風の中の火のように」であった。

この声、

このサウンド、

曲の雰囲気。

それが似合うのは、

洒落たカフェや、バー、イタ飯やではなく、

こんな場末の串揚げやが、

最もマッチするんだと、再認識した夜。

やはり、

甲斐よしひろの音楽カテゴリーは、

洋楽テイストの「演歌歌謡ロック」なのだと、

改めて確信したのであった。


シメに関西風、「どて焼き丼」を平らげて、

串揚げ屋を後にした。

一瞬、頬を、南風がくすぐった。

春は、近い。