8月18日。鳥取からバスで予定通り午後3時前になんばへ着いて、いったん帰宅。
荷物を片付けて、お土産をリュックに詰めて、1時間後に再びなんばのバス停(OCAT)近くのお店へ向かいます。
立ち飲み日本酒バー、正杜屋を間借りして真夏の燗あそび。
1年前の7月16日、燗酒キャンプ当日にも参加した燗酒の会です。
当時はまだ開店前だった新奈の店主ゆりなさんと、当時はまだ一般サラリーマンだった、今は山中酒の店(直営店)の寺田さん。
お二人とも前日まで超多忙なのに、ほとんど寝ずに予定通り今回も開催してくれました。
去年は燗酒キャンプに参加するため、昼からの部に参加しましたが、今年は逆に鳥取帰りなので夕方からの部に参加しました。
料理は、新奈でよくいただくおばんざいコースが進化したメニュー。
酒肴弁当とは別に、4品も料理が提供されます。
お品書きを見ているだけで、燗酒が欲しくなりました。
お酒は、寺田さんチョイスの7種類に、手前の4合瓶は私の鳥取土産(鳥取市内の酒屋で買って持参した)、神亀酒造の熟成酒です。
まずは梅津の生酛(鳥取)にごり原酒 笊のソーダ割で乾杯!
箸が迷ってしまうご馳走を、ひとつずついただきながら燗酒を飲む。
同席した10人のうち3人は、枚方の日本酒ワゴンつながりの飲み仲間で、スタートから楽しすぎます。
初めましての方も、今年は少しだけで、新奈のお店で出会ったり、寺田さんが年に数回開催していた燗酒の会でご一緒した方がほとんどでした。
酒粕漬けのばあく豚。酵素の効果で分厚いけど柔らかくて旨味たっぷり。燗酒に合わないわけがない。
酒盗とバターがたっぷり入ったリゾット。酒盗をひと瓶使ったとのこと。
手羽先レモンぎょうざ。レモンの酸味が熱々の燗酒を呼び、燗酒が揚げ物の脂を切ってくれます。
鹿肉と無花果のキーマカレー。
好きなものばかりで作られたカレーは、適度な辛さと旨さで、にごり酒の熱燗との相性が特に良かった!
私がお土産に持参した凡愚も、そのままお燗で飲んだり、後半に私がよく遊ぶブレンド燗のアクセントに重宝したり。
加水燗も、寺田さんと私とで加水率を微妙に変えたり、温度も飛び切ってみたりと、初対面からたった1年なのに気心知れたやりとりで最高に楽しみました。
楽しすぎて、やっぱり予定時間を30分以上オーバーしましたが、さすがに主催のおふたりが疲れているだろうと、午後9時半までには撤収しました。
寝ずに素晴らしく美味しい料理を提供してくれた新奈のゆりなさん。
わがままなのんべえたちに休みなく燗酒を提供してくれた寺田さん。
激動の1年間を走り続けたおふたりは、本当に頼もしく思えました。
来年もまた、さらにレベルアップしたおふたりとともに楽しく飲みたい!
と思いながら、さすがに旅の疲れを感じて、まっすぐ帰りました。