10月19日。買い物のあと、長女と遅い昼ごはんを食べて、しばらく休憩してから晩ごはんの用意。
平日ですが、夕方から生駒へ出かける予定を入れていました。
この日のお酒の会の会場は、まほうのだがしや チロル堂。
生駒駅から徒歩2分、自宅から45分くらいで着きました。
奈良の新奈さんが、ここへ出張してくれています。
お店の扉を開けると、まず目に入るだがしやスペース。
ここを通り抜けて、靴を脱いで奥のカウンターとテーブル席がある場所へ。昼間は子どもたちでいっぱいだそうです。
定刻18時半の10分前に着きましたが、どうやら一番乗りだったようで、料理の準備が落ち着いた新奈さんとゆっくりお話ができました。
チロル堂の方へ参加申し込みしていて、新奈さんへの連絡が直前になったのですが、わざわざお酒のラインナップを一部変更して、燗酒向きな熟成酒を織り交ぜてくれていました。ありがたくも申し訳ない・・・。
扶桑鶴(島根)純米吟醸 青ラベルは、R1BY。
小笹屋竹鶴(広島)純米原酒は、もう入手できない宿根雄町29BY。
超貴重なお酒です!
19時前になって、半分くらい参加者が揃ったので、各自スタート。
私はカウンターに陣取って、すぐ近くに並べてあるお酒を、まずは冷やで6種類(竹鶴とつげのひむろ以外)味見しました。
そのままで美味しいお酒、お燗したらもっと美味しくなるお酒、ブレンドベースに良さげなお酒・・・どれも特徴的なラインナップは、さすが新奈さん!と唸ってしまいます。
料理も、ひとつひとつ本当に細やかで美味しい。ビールにも合いそうなアテもありつつ、全体的な味わいはやっぱり日本酒が飲みたくなる。
特に燗酒と相性が良さそうなものばかりです。
右端には自家製あんこ! 甘さも控えめで、燗酒がすすみます。
右上の具沢山おからも、熟成燗酒との相性良すぎました。
手羽先餃子もあっさり味。右上のとうもろこしの揚げ出し豆腐、とうもろこしを裏ごしして葛で固めて揚げて・・・手間が凄いです。
左端の大根餅といかめしも、もちろん新奈さん特製。すべての味が、私にちょうど良い濃さなので、やっぱり白ご飯よりもお酒の友です。
茄子のムースは、浦里(茨城)生酛純米酒との相性が良く、お酒も一番人気でした。あとで同じ蔵の特別本醸造 霧筑波とブレンドしたお燗をつけてもらい、隣の方にも振る舞いました。
その後は、大盃(群馬)純米酒をベースに、金雀(山口)やつげのひむろ(奈良)をブレンドしたり、何種類ものブレンド燗を楽しみました。
お燗つける場所がカウンター内キッチンのガスコンロで、鍋に湯を張って湯煎燗してもらっていたので、何度も何度も新奈さんにお燗をお願いするのが申し訳なく思いましたが・・・遠慮なくつけてもらいました。
この日は燗まかせを持参しようかどうしようか迷って、結局いつもの錫ちろりとぐい呑みだけにしたのですが、カウンターにコンセントがあったので、燗まかせを持ってきていたら、自分で好きなようにお燗して、新奈さんの手間を減らせたのに・・・と後悔しきり。
料理を食べ終えるタイミングで、鹿肉餃子を出してもらえましたが、写真を撮り忘れ・・・。
〆カレーは、バゲットにつけていただきました。そのままでも美味しい、辛さ控えめのまさに飲めるカレーでした。
たっぷり飲んで食べて、会費5000円は安すぎると思っていたら、その中にチロル堂への寄付も入っていて、新奈さんは今回ほぼボランティアとのこと。
これだけ手間のかかった料理、15人分とはいえ大変だったでしょうに・・・これは何かで恩返しをしなくては! と思いました。
楽しい会も22時半でお開きとなり、またの再会を願いつつ、急いで帰路につきました。