ユウト
「マリ!」
マリ
「なんや。」
ユウト
「利益100万円でええやん!」
マリ
「何が?」
ユウト
「会計も税金も100万円で統一しろや!」
マリ
「気持ちは分かる。」
そもそも目的が違う
マリ
「会計は誰に見せる?」
ユウト
「株主とか銀行とか。」
マリ
「そう。」
マリ
「税金は誰のため?」
ユウト
「税務署。」
マリ
「そう。」
会社の成績表と税金計算書
マリ
「例えばユウトが風邪ひいた。」
ユウト
「うん。」
マリ
「病院では体温計る。」
ユウト
「うん。」
マリ
「税務署は所得を計る。」
ユウト
「うん。」
マリ
「どっちも数字だけど目的が違う。」
交際費の例
ユウト
「例えば?」
マリ
「会社が100万円飲み代使った。」
ユウト
「使った。」
会計
「会社のお金減ったね。」

費用100万円
税務署
「全部経費にしたら税金逃げ放題やん。」

一部認めない
ユウト
「あー。」
マリ
「だから別表4で足し戻す。」
税務署が全部決めたら?
ユウト
「じゃあ税務署ルールだけでよくね?」
マリ
「銀行が困る。」
ユウト
「なぜ?」
マリ
「利益が本当より大きく見える。」
例えば
本当は
売上1億
経費9500万
利益500万
なのに
税法で経費認めない

利益1500万
になったら
銀行
「儲かってるやん!」
会社
「いや、現金ないです・・・」
銀行
「え?」
会社
「税金の都合です・・・」
株主は理解できない?
ここは少し違います。
確かに一般の個人株主は、
別表4や別表5(1)はまず読めません。
私も投資家なら読まないです。
でも、
株主が見たいのは
「会社が本当に儲かっているか」
です。
税金の利益は
税務署ルールが混ざっています。
会計利益は
会社の実力を見るための数字です。
極端な例
会社A
本当の利益500万
税務上利益1000万
会社B
本当の利益1000万
税務上利益1000万
税務上利益だけ見たら
両方1000万。
でも実態は全然違う。
だから投資家や銀行は
会計利益を見る。
税務署は
税務利益を見る。
マリのまとめ
ユウト
「つまり。」
会計利益
会社の成績表
税務利益
税金計算用
ユウト
「目的が違うから2つある。」
マリ
「そう。」
ユウト
「でも面倒。」
マリ
「全国の経理担当者が100年間ずっと同じこと言っとる。」
ユウト
「よかった。俺だけじゃなかった。」
マリ
「法人税申告書はな。」
マリ
「税務署が作れと言ったから作ってるんじゃない。」
マリ
「会計と税金が別の世界だから、その橋渡しとして別表4が存在するんや。」
これを理解すると、
別表4は単なる加算減算表ではなく、
「会計の世界」と「税務の世界」をつなぐ通訳」
に見えてきます。これは法人税申告書を理解する上でかなり大事な考え方です。