とある声優さんが逝去されました

メインで担当されている原作は完結していない

誰にとっても痛恨の出来事です

 

多分、原作を書き始めた時にはゴールは見えていたのではないかと思う

けれど売れっ子になったとき、出版社から引き延ばしてくれなどと依頼され

脱線していく。どんどん脱線していく

確かに新たに生まれた設定で新しい読者を取得できただろう

世界は広がって、話は膨らんだだろう

 

ただ、本来たどるべきだったエンディングからずれてしまうことも起こるだろう

 

過去に、とてもとても気に入っていた作品が、

休載したり、掲載誌を変わったりした結果、きちんと完結したのだが、

連載開始時に想定していた結末とは大きく外れたのがわかった

それは原作者の方もそのように感想を述べられていた

 

私は、その、最初に想定されていた結末が見たかった

ああ、曲がった、と途中で気が付いて残念だったから

 

作品としては素晴らしいけれど、

現れることなく消えてしまった物語をひどく惜しいと思うのだ

 

才能ある人で、長く続けても最初の想定どおりに話を進められる方もいる

でもやはり、作品はある程度の長さで、いったん完結に導くべきだと思う

書き手も常に、成長して変わっていくからだ

 

商業的思惑がなければ、おそらく最終回を迎えることができた

物語が大団円を迎えても、ヒロインはもう、この世にいないのだ

 

幸せなハッピーエンドを永遠に知ることなく逝ってしまった

そのことをひどくひどく、悲しく思う