俺もこの歳になって、どれだけやれるのか 自分に挑戦してる所もあるから。進化したいね。 | 街おこし

俺もこの歳になって、どれだけやれるのか 自分に挑戦してる所もあるから。進化したいね。

1-KYU&JUN THA FINEST INTERVIEW

北海道を代表するクルー「N.C.B.B」のメンバーにして異常なほどの連続リリースをソロでも成し遂げる"1-KYU(=イッキュウ)と、盟友”JUN THA FINEST(=ジュンザファイネスト)。道内アーティストも多数参加するMIXTAPE「FOCUS」も2タイトルリリースしている中、「JUGGRICH(=ジャグリッチ)」を客演に迎えた「HAVE A NICE DAY (REMIX)」が配信リリース。その曲についてや、当時から現在のシーンについて、インタビューしました。

 

Q1.街おこしには何度もスペシャルゲストとして出演して頂いていましたが!マチオコ★マガジンをご覧の皆様に自己紹介をお願いします!

 

A1.1-KYU(以外1K):N.C.B.Bのイッキュウです! JUNTHAFINEST(以下J):ジュンザファイネストで す!

 

Q2.まずは11月22日、「Have A Nice Day(remix)」の配信リリースおめでとうございます!この曲は2011年にリリースした曲のリミックスですが、このタイトルに付けられた意図を教えてください。

 

A2.

(1K):このタイトルはみんなの背中を押すような意味で付けたんだ。自分の曲は自分のメッセージで皆に共感してもらいたいと思って歌ってるんだけど、歌う事によって自分にも言い聞かせてるから。そう言う意味でもオリジナルVer. は当時の俺が叶えたかった事を歌ってる。

 

( J ): いい言葉ですよね ! 他のインタビューでも答えてるんだけど、当時BIG NORTH WEDNESDAY(配信企画)の一発目の作品だったんだよね。そこから約150曲以上の作品達が生まれていったんだ。

 

Q3.そして、時が経ち、現在札幌で活動するクルー「JUGGRICH(=ジャグリッチ)」がこの曲に参加されていますが、彼らを選んだ理由は何でしたか?

 

A3.

(J):「FOCUS3」を作り進めていく過程で、前作から1-KYU君の音源のリミックス物を取り入れているんだけど、HAVE A NICEDAY REMIXやりたいねって2人でミーティングはしていたんだ、そのメンバーを決めるときにJUGGRICHどう?ってなって。あいつらの今の動きとリリックと、昔の1-KYUくんが歌った思いとJUGGRICHの今の動きが近く見えて「 行くぜ! 」みたいな所がさ、感覚的に 。

そういう部分があってこれどう? リミックスしたらかっこよくない ? みたいな。俺達も思い入れがある曲だから、PHONK-GEEもいるしさみたいな感じで決めましたね。

1K):後は繋がった運命的なものっていうかさ。いい じゃん誘おう!電話しよう!みたいな。笑

 

(J):すぐ誘っちゃうんだから。笑 エースも加入する所だったんだよね。あいつも見学に来て、時間もあるし書けば?ってなったんだよね。

 

1K) :この曲をきっかけにメンバーになったし、あいつはもしかしたらこうなる事を考えて見学に来てたのかもね。

 

1-KYU & JUN THA FINEST - Have A Nice Day(REMIX) feat. JUGG RICH

 

JUGG RICH

 

Q4. 当時、この曲を制作されていたときは3ヶ月連続リリース企画の第2弾での配信でしたが、当時と比べて、現在では更に勢いを増してCDから配信サービスでのリリースが主流になりつつありますが、リリースをし続けている氏にとって、"音楽を世に出す"ことに変化はどう感じますか?

 

A4.

(J):めちゃくちゃ変わったんじゃないですか? ちょうど俺達も中学校くらいからCDが出て来て馴染みが1番あったりして、移り変わりが激しい時期にい る人間じゃん俺たちは。最近はスピードも早くて、結局届けられる所に届けないと聞いて貰えないし、配信やサブスクは音楽を届ける方法の1つだと思うし、CDを作ってるのは俺達世代ではまだそれを聞いてくれる人が多かったり、商品自体のアートワーク等も作品として作るのも好きだしファングッズの1個には今ではなってるけど、まだ聞いくれてる人もいるからリリースもするし、その時代に対応していきたいよね。

 

1K) 実際ストリーミングが新たに生まれたんだったらそのアプリやサイトでも聴けるし、CDでも聴ける、自分たちの音楽を広げる意味でも聴くツールとして多いほうが良いと思う。YOUTUBEもその一つで自分たちのイメージや世界感をより明確に伝える意味でも今は映像もマストな時代だと思う。ただ実際に手に取ってもらえる事は嬉しいし、何かのカタチにすることが好きなんだよね。音楽で勿論響かせたいよ、聴いて最高だなって思ってくれたら最高に嬉しい、でもそれだけではなくそのアートワークも魅力の一つだし、武器なんだよね。

 

Q5. 現在でも今作のお二人が手掛ける「FOCUS」や、北海道を代表するクルー「N.C.B.B」としても現在まで数多くの作品を世に輩出されていますが、現在では年齢やスタイル、どちらも多種多様なHIPHOPがメディアにも取り上げられるほど、一般的に広まっていますが、「N.C.B.B」結成当時からみて、北海道のシーンに大きな変化はありますか?また、現在のシーンについてどのように思われますか?

 

A5.

(1K) 実際札幌のHIPHOPシーンは盛り上がって来てると思うよ。「フリースタイルダンジョン」だったり、「 高校生ラップ選手権」っていうフリースタイルっていうものがネットやテレビで発信されるようになってきて、一般の人たちにも広まるようになった。北海道からもそれで名を上げてる若手もいるしね。あと、昔は「ラップって早くて何言ってるか分かんない!」って意見が多かったのが、聴いてる人の耳も肥えてきてて俺たちも伝えやすくなったよ。「ラップやってます」って言って、え!? って反応は無くなったと思う。

 

(J):当時俺達の時期はDJの方が多かったし、それが 今逆にラッパーが北海道は多くなってる様に感じるね。北海道全体のレベルもものすごくクオリティーが高くなってると思う。

自分が17.18歳の時の考えと、今40歳になる時の考えって変わって来ていると思う。

若い子達 、先輩達に対する自分の考え変わってきている。いろんな北海道のアーティストともこれからも音楽は変わらずやり続けていきたいし、関わる人も流行りも変化しているけど、新しいアーティストもどんどん出てきて俺達も年齢を重ねてって、このまま発信し続けてていきたいと思う。あの人たちかっこいいよねって 、年齢を重ねても言われたいね。

 

1K) 変化という観点でいうと、飯屋でいう昔から変わらない店内、昔から変わらない大好きなメニュー、音楽でもそういう変わらないスタイルも有りだし否定は出来ない。でも変化も必要なんだよね。マーケティングも含めて。アメリカや世界で新しいスタイルが生まれれば気になるし、いいモノは取り入れるし、その積み重ねでFOCUSが生まれたんだけどさ。ずっと同じ曲しか歌ってなかったら今もインタビューされてなかったと思うし。俺もこの歳になってどれだけやれるのか自分に挑戦してるところもあるから。進化したいね。

 

Q6. また、そんな北海道から見続け、現在の日本のヒップホップシーンについてはどのように思われますか?

 

A6.

(1K): 昔より情報が多いから、いろいろチェックしてるよ、まだ知らないかっこいいやつもいるだろうし。札幌でも俺達も知らない かっこいいやつがいるんだからさ! 東京とか地方にもすごくストイックなやつとかいるのかなとか思う。

 

(J):そうですね、日本全体でも当時から比べてアーティストも増えてきてるような気がしますね、SNSやYOUTUBEで各地のイケてるアーティストも一杯チェックできるようになったし、自分たちも頑張らないと。

 

(1K):SNSとミュージックビデオがあれば大体把握で きるもんね、何処の誰がどんな事やってる、とか。そういう地方の若手を見つけたら、俺達の周りにいるアイツと合わせたら面白いんじゃないか、という事を想像してしまうよ。ヒップホップは “COAST TO COAST" だから。違う土地の違うスタイルの2組がコラボレーションする事によって新しい才能が開花する、っていうきっかけを作るのも俺たちの役目でもあると思うしね。

 

Q7.2020年になりますが!リリースライブ情報など、公開出来るもので今後の展望を教えてください!

 

A7.

(1K):「FOCUS3」 をみんなに届けたいかな 。 今回の曲を皮切りにMV付きの新曲をコンスタント にリリースしていきたいね 。そして道内、全国各地回りたいなと。1月9日のイベントもちょうど10年目になるんで。いろいろ新しいこともやっていきたいと思ってる!

 

(J):若い子達をフックアップしたり、N.C.B.Bの動きがあると思うし、そうなると1年またすぐ終わっちゃうと思うけど。それに並行して2 人の作品やイイベントもやりたいね。

 

Q8.それでは最後に、マチオコ☆マガジンをご覧の読者の皆様にメッセージ&来札の意気込みをお願いします♪

 

A8.

(J):初めてのインタビュー出演でしたが、これから街おこしに出ていくと思うし?ねえロゼッタ? (笑)もしそうなったらみんなで見に来て欲しいです!

 

(1K):マチオコマガジンがカタチ上無くなっても、街おこしが終わるわけじゃないし、街おこし(街を盛り上げる事) は俺たち含めここ(北海道)にいる俺たちの使命でしょ。まだ公開出来ないけど新しいことも考えてるよ、これから色んな方法で発信すると思うし、俺達もロゼッタ達と同じステージに立つこともあると思うから、その時には是非一緒に楽しもうぜ!