決算数字を良くする切削加工のコストダウン -4ページ目

決算数字を良くする切削加工のコストダウン

技術系の経営コンサルタントだからこそ出来る、金型や機械加工メーカー様へのサプリメント!
切削加工のコストダウンや時間短縮などのサイトは山ほどありますが、元・切削加工技術者の中小企業診断士がお送りする、切削のコストダウンと決算数字の関係を紹介していきます。


私が金型メーカーで、マシニングやCAMのオペレーターを担当していた頃、

部下や仲間から良く受けた切削に関する質問は、タイトルのとおり、

等高線加工
走査線加工

どっちを優先して使ったらいいですか?でした。


今は両方を合わせた複合切削加工ともいうべきパスが簡単に生成できるので、

あまり気にしなくても良くなりましたが、だからこそ本来どうなの?は

知っておくべきだと思うのです。


この答えは、次の考えに基づくとわかりやすいです。

①等高線:切削時にはX軸とY軸の2軸しか動いていない。

②走査線:切削時はZ軸まで含めた3軸全てが動いている。


したがい、機械動作精度が高いのは、①の等高線加工といえるでしょう。

ただし、指定したZピッチで段階的に切削加工し、Z方向の昇下降が多いため、

エアーカットが多くなります。

それに対し、②の走査線加工は等高線に対し、エアーカットが少なく、

切削加工時間は等高線加工よりも短くなります。

しかし切削時の機械動作精度は、3軸全てを動かすため、

2軸しか動かさない等高線よりも、走査線の方が理論的には悪くなります。


ですから、もし精度の高い金型の切削加工などを行う場合には、

まず等高線加工を行い、加工ピッチが広くなる低傾斜部を

走査線加工するのが望ましいと言えるでしょう。


ここまで理論的に部下に説明できると、部下はその後は迷いなく

状況判断ができやすくなります。


教育を担当される方は、たいへんですが、YESとNOだけでなく、

なぜこうなるのか、そこまでしっかり説明したいものですね。


これにより、決算数字における人件費売上高に好影響が出てきます。

前回も書きましたが、部下の手が止まっていても、早く仕事をしても

費用面では残業代以外にさしたる影響はありません。


しかし、私が経営状態を判断する際に重要視するある指標を

見ると影響がすぐにわかります。


それは、「1人あたり売上高」です。

素人様が大勢入社されると、人数が増えるが受注が伸びず、

売上÷従業員数の分母が増え、この「1人あたり売上高」が

悪化します。


言い換えれば「1人あたり売上高」が増加してくると、

利益が増加します。

つまり人件費は変わらないまま、売上が伸びてきます。


したがい、社員教育を上手に行う会社は、

①新人様が入社し人件費が増え、一時的に「1人あたり売上高」が下がる。

②ルーチン化された効果の高い教育を計画的に行う。

③新人様が練習ではなく本受注した品の切削加工を行うようになる。

④人件費は同じまま、売上が増える。

⑤その時、「1人あたり売上高」も増えている。

この①~⑤までを短期間にクリアすることができるでしょう。


CAMによる3次元データ切削加工は、覚えることも多いですが、

その操作や加工は楽しいことも多いです。

ぜひ決算に効果の出る、教育体制をつくってみてください。


金型・部品加工業 専門コンサルティング
代表:村上 英樹(中小企業診断士)
愛知県刈谷市高松町5丁目 TEL 0566-21-2054
http://sindan.info/hpb/
こんにちは、中小企業診断士、金型・部品加工業 専門コンサルティングの村上です。

私のクライアント様は、業績好調の企業様もあれば、苦しい企業様も見えます。


今、経営が苦しい企業様にご提案するコンサル方法は3つのステップです。

①利益を今以上増やすのでしたら、まずは余力を作る!

これは、生産改善・加工技術の改良しかありません。一緒にがんばります。

しかも人件費や設備費用を余分に増やさずにが鉄則です。

②作った余力で外注費を減らす。

これにより、外注業者に支払うお金を抑制し、手元に残る利益を増やします。

もちろん人件費や設備費用を余分に増やさずにが鉄則です。

③さらに余力で新規受注を増やす。これは2つのパターンがあります。

パターンA:これまで失注していた分を受注する。

パターンB:新しいお客様から新しい仕事を受注する。

これにより、売上を増やして、利益を増やす。

人件費や設備費用を余分に増やさずにが理想です。


この3つのステップを二人三脚で行い、「利益」を手元に多く残すというものです。


さて、切削加工を早くすることが、どう決算数字に表れるのか?

これを考えていきたいわけですが、

まず「利益」とは、

売上から支払い費用を引いたものですよね。


式にするとこう。

利益=売上ー費用


受注量が一定で単価もさほど変化がないなら、売上はほぼ一定ですよね。

この場合、「切削が早くなる」と、どう費用が変化して、利益が変わるのでしょうか。


ものづくり企業の「費用」は、主に次のようなものです。

材料費、人件費、機械設備の毎年の支払い、工場の家賃や電気代など。


さて、「切削を早くする」と何の「費用」が下がるでしょうか?

材料費、・・・さして変化しない。

人件費、・・・残業代は減るかもしれませんが、基本給が変わるわけではありません。

機械設備の毎年の支払い、工場の家賃や電気代、・・・基本的に大きく影響はないでしょう。


そうなんです。

経営コンサルタントの視点から見ますと、「切削を早く」しても、その後に

何かのアクションを起こさなければ、「利益」に影響を与えることはできません。


つまり、前述したように

「切削を早く」して、

②作った余力で外注費を減らす。

③さらに余力で新規受注を増やす。これは2つのパターンがあります。

パターンA:これまで失注していた分を受注する。

パターンB:新しいお客様から新しい仕事を受注する。


これらのアクションにつなげないと、会社の「利益」は増やせないし、

それを従業員の皆様に還元することもできません。


「ものづくり」と「決算数字」は密接につながっています。

言い換えると、「ものづくり」と「営業」も密接につながっているとも言えます。

何しろ、「早く作る」だけで、そこに取り込む仕事が無ければ、空き時間が

増えてしまうだけですから。


このように、ものづくり製造業は、例外なく

ものづくり技術力と営業受注力、両輪の力が無ければ、

たくさんの「利益」が残せません。


というわけで、次回から具体的な切削事例で、

決算数字を良くするお話しをしていきたいと思います。

金型・部品加工業 専門コンサルティング
代表:村上 英樹(中小企業診断士)
愛知県刈谷市高松町5丁目 TEL 0566-21-2054
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切削加工と決算数値についてのブログ

はじめまして。

愛知県は三河や尾張、名古屋などの地で経営コンサルタントをやっています、中小企業診断士の村上英樹と申します。

私の特徴は、金型や機械加工メーカーで、CAD/CAMやマシニング、ワイヤーカットなど、マシンオペレーターをしっかり経験している経営コンサルタントだという点です。

機械オペレーター時代も、NCプログラムのGコードをEXCEL(エクセル)VBAで自動編集するプログラムを自作したりなど、かなりのめり込んでやりました。

5軸マシニングが流行り出した時も、デッケルマホの時のDMG機で同時5軸加工も経験しております。やはり機械加工は面白いですね。

その他に中小企業診断士の仕事として、資格の学校TACで講師をやっていたり、公的機関のコーディネーターなどもやっております。

さてさて前置きが長くなりましたが、当サイトはこれまでの切削系の情報サイトとは少し違います。

何が違うかと言いますと、コストダウンや技術改良が、決算数値とどう関わるのか、そこをしっかり紹介していくからです。

普段やっている切削技術は、もちろん事業者様の方がプロですので、間違いなくその技術は私が紹介するものよりも高度なものです。これは間違いありません。

私がお伝えしたいのは、その技術が決算数値にどう関わるのかです。技術系の経営コンサルタント(中小企業診断士)だからこそ、ぜひお伝えしたいところです。

皆様の高度な切削加工技術は、決算数値、つまり会社の利益に数字で表れてこそ本物です。

これは、経営者の方々にぜひ読んでいただきたいですし、加工者の皆様にも、ぜひ読んでいただきたいです。

コスト知識のある技術者、これはイケテルじゃないですか!それこそ、これまで以上の高品質・短納期・低コストが求められているこの時代にマッチした、技術者・エンジニアになれるチャンスです!

ぜひぜひ今後ともよろしくお願いいたします。

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金型・部品加工業 専門コンサルティング

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