決算数字を良くする切削加工のコストダウン -2ページ目

決算数字を良くする切削加工のコストダウン

技術系の経営コンサルタントだからこそ出来る、金型や機械加工メーカー様へのサプリメント!
切削加工のコストダウンや時間短縮などのサイトは山ほどありますが、元・切削加工技術者の中小企業診断士がお送りする、切削のコストダウンと決算数字の関係を紹介していきます。


こんにちは。

新ものづくり補助金でご支援させていただいた

8社の企業様が

全て採択され、ほっと一安心している

金型部品加工業 専門コンサルティングの

代表コンサルタント、村上です。


今回のテーマは、皆さんすでによく使われている

超硬ドリルについてです。


チップ交換式も良いですが、ソリッドタイプも私は好きです。

何が良いのでしょうか?


やはりハイスドリルと比較した時のメリットです。


まずやはり、切削速度、毎分あたりの距離は、例えば、

SSやS50Cではハイス工具だと20m程度ですが、

超硬ドリルでは、突出し長さにもよりますが、5Dでも

70m前後で加工できるのではないでしょうか。


この回転速度に対し、1回転あたりの送り量は、

ハイスドリルに劣ると言われておりますが、それでも

0.08~0.1ミリはいけると思います。


これで、加工条件を計算すると、ずいぶん差が出てきます。


さらに、「流れ」がないというメリットもあります。

超硬は靱性がないため、加工中に位置がずれるといった

流れ」という現象が少ないと言われています。

大きく流れるのであれば、折れてしまいます。


こういったことから、私はリーマの下穴にも使っておりました。

しかし、高精度なピッチを要する穴加工のリーマ前加工は、

エンドミルを突いた方がよいかもしれませんが。


このように加工が早いというメリット以外にも副産物があり、

かつ最近は安価で購入できるようになったため、多くの企業様で

使われているのだと思います。


これが決算数字に出る影響としては、何と言っても

売上受注額の増加です。


このブログでも言っておりますが、単品受注品ごとの

工数削減をしても、直接、決算数字の「製造原価」は

現象しません。


材料費や労務費・・・

大きく変化はしません。


やはり、早く加工することで、機械と作業者の空き時間を増やし、

①新たな受注を増やす

②外注品を内製化して支払いを減らす

これらを行うことで、決算数字に影響が出ます。


超硬ドリルやチップ交換式ドリルをガンガン使って、決算数字を

ドンドンよくしていきましょう!


金型・部品加工業 専門コンサルティング

代表:村上 英樹(中小企業診断士、元・金型技術者)

愛知県刈谷市高松町5丁目 TEL 0566-21-2054

http://sindan.info/hpb/



こんにちは。

お伊勢さん参りで、パワーをいただき、

それがまだまだ持続している

金型部品加工業 専門コンサルティングの

代表コンサルタント、村上です。


さて、今日は誰もがやりたいと思っている切削加工の自動化についてです。


これはCAMを使うことにより、特にやりやすくなっています。

しかし、CAMを使って長時間のパスを作っても、そう簡単に

手放し運転できないのが切削の難しいところです。


例えば、鋼材の肩削りにおいて、下図のように

工具直径以上に幅の広いエリアを

鋼材厚みの下まで、通しで削り落とす場合、

やはり考えるのは、1Dの溝加工で

切断状に削って、切り落とすことですよね。

エンドミルによりNCフライスでの1D溝加工のケース



しかし、これはかなり高い確率でトラブルを引き起こします。

特に多いのは、一番端にできる、軌跡の最後にできる

切り粉にならない部分(削れずに押されて残る)。

これが切削方向に巻き込んできて、噛み込んでしまうことです。


こうなると一気には、その部分を削ることができず、

工具が折れてしまうことが多いです。


さて、本当に折れてしまうとこれは大変です。


これは当事務所が推奨している利益アップの 取り組みの

大前提になる「生産余力をつくる」にあたり、完全な阻害要因になります。

何せ、
・新たにやり直し用の材料を買い直す

・エンドミルなど工具を買い直す

・溶接補修をする


そして、
再度同じだけの加工時間が必要になる(倍の時間がかかる)ことで、

その後の受注量に影響が出る、

またはオーバーフローする分の仕事を外注対応することで支払い費用が増加する

といったことが発生しますが、特にこれが問題です。


何が問題かと言いますと、決算数字に影響が出ることです。

勿論、材料費や工具費用(消耗品費)というキャッシュアウトも発生しますが。


特に受注量への影響のインパクトが大きいと思う理由は、

売上額減少外注費増加というダブルパンチのダメージがあるからです。


したがいまして、この加工はきちんと対策することが必要です!


100パーセント成功すると断言はできませんが、私と当事務所の

田中アドバイザーが使っていた方法は、

フォローカットアッパーカット併用する方法です。


アッパーカットは、外側に向かって切り粉を排出していくため、

最後の切り取り段階になるときに使うと巻き込みが軽減されました。

ただし、側面方向の取り代に注意しないと

削りすぎが発生しやすくなります。

したがいまして、少し残り代を多くする必要があります。


そんな加工手順もCAMを使うと楽にできますよね。


とにかくトラブルは利益アップ大きな障壁になりますので、

事後対策もしっかりやっておきたいですね。


金型・部品加工業 専門コンサルティング

代表:村上 英樹(中小企業診断士、元・金型技術者)

愛知県刈谷市高松町5丁目 TEL 0566-21-2054

http://sindan.info/hpb/


こんにちは。

お伊勢さん参りで、パワーをいただき、

新たな気持ちで仕事に張り切る

金型部品加工業 専門コンサルティングの

代表コンサルタント、村上です。


私の場合、内宮・外宮だけでなく別所まで回るため、

のんびり観光にはならず、いつも時間との闘い。


これも性分でしょうか。のんびりがなかなかできない。

いやー、何とかしたいですね。


ところで、私は経営コンサルタントですので、

技術面だけでなく、経営面、

いわゆる財務的なところまでコンサルしています。


そのような立場から、ふと思うことがあります。

「このお仕事って、この一流メーカーの機械は必要?」


例えば、オークマや森精機などの機械をお使いの場合でしょうか。

こういったメーカーの機械を使う目的としては、

・高精度
・機械剛性が強い
・高速加工ができる
・ピッチ間精度が高い
・熱変形に強い
・主軸の振れ精度が高くエンドミルが振れない

などが挙げられると思います。

やはり一流メーカーの機械は、価格も高くなるため、

その投資額は、リースでなく買い取りの場合、

減価償却費という費用になります。


企業の目的の一つである利益は、

売上-費用で計算されるため、

この費用が増えると利益は減少します。


ですから、この「費用」に見合ったお仕事をとっていく

必要があります。


言い換えると、自社のお仕事に

一流メーカーのマシニングが必要かどうかは

しっかり検討する必要があります。


もしマッチしていなかった場合、

次のような対策を考えていくことになると思います。

①機械に合った仕事を受注していく

②次に導入する機械は仕事に合わせたものを選定する


もし①の対策をとる場合、設備が仕事をするのではなく、

オペレーターがその機械を使い、自ら操作して

高い加工精度や形状を実現しなくてはなりませんから、

成長するまでに時間がかかるかもしれません。


しかし、これは必要なことです。


高度なものづくりは、

高く売ることができてこそ、

高い付加価値を得ることができます。


これが現在のものづくり企業の状況において、

高度成長期の頃とは違うところです。


高く買ってくれた時代は終わり、

自ら高く売らなければならない時代になりました。


「高度な技術を高く売る

これを両立できている会社が、今業績が良い会社です。


少し話が反れてしまいましたが、

高い性能を持つ設備は、それに合った適切な仕事に使い、

利益アップを図っていきましょう!


適切な仕事とは、

高く売る」ことができる仕事です。


金型・部品加工業 専門コンサルティング

代表:村上 英樹(中小企業診断士、元・金型技術者)

愛知県刈谷市高松町5丁目 TEL 0566-21-2054

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