みんな大好き?ダウンドッグ!

ヨガを初めてから、最初にぶつかる壁はダウンドッグではないでしょうか…
ここで、ダウンドッグの効果とアライメントについて伝えます。

ダウンドッグには脳を鎮め神経を刺激する、心臓の心拍を整える、肩甲骨・肩関節の関節炎を緩和、足首を強化して脚の調子を整える、踵の痛みを和らげる、思い月経出血を軽くする、更年期に見られるのぼせの症状の抑制などの効果があります。

ダウンドッグやターダアーサナ(直立のポーズ)のポーズでは、下肢の固定を意識することが必要です。三角筋を肩関節の方へ動かし、肩甲骨を骨盤の方へ引き上げる。両手掌で床を押して、胸骨を横隔膜の方へ引き上げる。この体勢をとると殿部から背部・胸部の脊椎、手掌まで強い伸びを感じます。上肢に関しても同様で、肩は不安定な関節であるため、回旋筋(外旋筋:棘下筋・小円筋、内旋筋:肩甲下筋、肩関節外転筋:棘上筋)を強化することが必要になります。回旋筋腱板の役割は上腕骨の頭部を形成し、肩関節窩に収まる球関節を支え正位置に合わせることです。そのため両上肢を挙上してもターダアーサナのアライメント同様に上腕外旋位を意識しなければなりません。肩が内旋した時は手の内側である拇指と示指にウエイトがかかり、外旋した時は小指側にウエイトがかかります。理想的には手の内側と外側に均等にバランスよくウエイトをかけることが望ましいのです。
20200613