RIDING SPORT (ライディングスポーツ) 2026年 12月号 [雑誌]
楽天市場
2026 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第7戦
第58回 MFJグランプリ スーパーバイクレース in 鈴鹿
日曜日の朝は雨もポツポツ程度で傘をささなくても良い感じ。
予報では土曜日より気温が上がるらしいのでパッチは脱いで、濡らしたくないので荷物からマイクロダウンを外しておく。
入場して一番にJRRブースに行ってガチャポン列に並ぶ。前日の当選に味を占めて二匹目のどじょうを狙っていた。
日曜日は各クラス決勝レース毎に表彰台下への入場チケットが当たるようで、かなり当選確率が高くなっているようだ。
なのだが…。
JRRステッカー
出たのはハズレに相当するJRRステッカー。二匹目のどじょうはいなかった…。
しかし、良い方に考えればレースを最後まで観られるということだ。当たってしまうと途中で集合場所に行かなくてはならなくなる。
日曜日最初のプログラムはJ-GP3のウォームアップ走行から。
J-GP3決勝時間はピットウォーク列に並ぶので、ここで写真を撮っておかねば❝次❞につながらなくなる。
無料シャトルバスで2コーナー内側激感エリアに行く。
雨は止んで薄雲の向こうに太陽が
激感エリアは朝から人が多く、柵一列目には行けなかった。こういう時の為に折り畳みイスを持って行っている。折り畳みイスの上に立って撮影する事にした。
ドルフィンは折り畳みイスに乗っているのに、素でドルフィンより高い位置に顔がある背が高い人が前で望遠レンズを構えていて辛い。
J-GP3のウォームアップ走行
4人がチャンピオンの可能性を残して最終戦に臨んでいた。
昨日、写真を撮らせてもらったWシズカのおふたり。
岡崎静夏選手/JAPAN POST docomo Business TP
近年は鈴鹿サーキットにめっぽう強く、表彰台に登る活躍を見せている。
今回も決勝3位表彰台を獲得した。
藤原 雫花選手/Team MARI Racing
予選11番手から順位を落とすも、集団に飲み込まれて一時は20番手まで後退。このまま終わってしまうようにも見えたが、粘って粘ってラストラップで集団上位に這い上がっての14位フィニッシュ。
苦しい状況でも粘って状況を打開する力を付けた事を示してくれた。
ST1000ウォームアップ走行
スポット参戦
阿部恵斗選手/SDG Team HARC-PRO. Honda
今季アジアロードレースに参戦していた阿部選手がスポット参戦。
同じくスポット参戦でありながらポールポジション獲得した鳥羽海渡選手とともにポイント争いと関係なくレースを面白くしてくれる存在に。
羽田太河選手/Astemo Pro Honda S I Racing
今季4勝を挙げてチャンピオン争いが圧倒的に有利な状態だが、前日のトークショーで「チャンピオンは考えず、勝ちを狙いに行くだけです」と話されていた。
JSB1000走行が近くなると激感エリアにはかなりの人がやってきていた。
雨はポツリポツリと降ったり止んだり。
JSB1000ウォームアップ走行
雨が大好物
星野知也選手/TONE Team4413 BMW
決勝は雨か? ハーフウェットか? 雨が得意な選手がかき回してくれるのか?
スポット参戦
渥美心選手/Yoshimura SERT Motul
毎年鈴鹿戦では表彰台を狙えるポジションで走っていたが、今年は雨のせいか苦戦している感じ。
野左根 航汰選手/Astemo Pro Honda SI Racing
レース1でもトップ争いに絡めなかった。悔しい…。
ヤマハファクトリーで走っていただけに中須賀選手と最後の競り合いをしたかったはずだ。
ST600ウォームアップ走行
ランキング上位4人が8ポイント差以内にひしめきあっている状態。
松岡玲選手/ITO RACING BORG CUSTOM
チャンピオン争い4番手に付けているので、勝利あるのみ。そして他の選手の順位次第。
ポールポジション
高橋匠選手/K-FUND GBSracing
計算上はチャンピオンの可能性を残していた。勝利を目指す気迫がポールポジション獲得につながった。
ST600走行の途中でパドックに戻ってピットウォーク列に並ぶ。この時点ではまだ雨は小降りか止みそうな雰囲気すらあった。脱いでいた。
が、J-GP3決勝になったら途端に雨が降り出す。水飛沫を上げながらレースが展開。列に並んでいる人達もポンチョを着たりギリギリまで傘をさしていたりしていた。
ピットウォーク入場者に配られたポスター
「サインをもらって❝自分だけのポスター❞を作ろう」ということでピットウォーク入場前に配られていた。
プログラムも入れられるようなビニール袋に入れられいたので濡れずには済んだ。
尾野弘樹選手が来られていた
怪我のため第5戦以降を欠場していた尾野弘樹も顔を見せていてファンサービスされていた。
前日のピットウォークよりも雨が酷く、サインを頂く写真を出すだけで濡れてしまうような状況になってしまったので、ピットウォークを諦めてしまった。
ピット裏に戻る途中でJ-GP3の藤原雫花選手にお会い出来て前日走行写真にサインを頂けたのは不幸中の幸い。
JSB1000トークショー
パドック・センターハウスで行われたトークショー。
さすがはJSB1000クラスだけあって、会場は座る場所を探すのが難しいほどお客さんが集まっていた。
各メーカーを代表する選手が集まった。
左から浦本修充選手、高橋巧選手、中央に中須賀克行選手、水野涼選手、津田拓也選手
皆さん、こんなにトーク上手だったか? と思うほどの爆笑トークの連続だった。
起床時間時についての話では、皆さんがレースでの走行時間に合わせているのに対し、津田選手は「レースが有っても無くても朝6時に起きて、夜は10時には寝ています」と、会場全体を驚かせていた。
中須賀選手は「それ本当? 今作ったんじゃない?」とツッコんでいた。
「ジャンプスタートは僕だけのせいじゃなく、マシントラブルで動いてしまったんです。走っている時は『あ~、(ペナルティを)見逃してくれ』って思っていました」「原因は分かって対処したので今日は大丈夫です」
午後からの決勝レースはポンチョを着て傘をさしてS字スタンドに。
雨が降ったとはいえ、ヘアピンはおろか逆バンクにさえ行かなかったなぁ。結局、サインを頂こうと思うと近場で済ませてしまう。
金曜日に来られたらヘアピンまで行けたのになぁ。
ST1000決勝レース
大雨で30分スケジュールを遅らせ、12周のレースが10周に短縮。
サイティングラップ
雨に強い亀井雄大選手が出てくるのか?
決勝スタート
ポールの鳥羽選手が首位キープ
スポット参戦の中県籃己選手がS字で転倒
オープニングラップのS字で中県選手が転倒。最後尾を走って来たセーフティーカーとメディカルカーが停まる。ポストに「メディカルカーに選手を乗せる」と指示が来ていた。
このままセーフティーカーが入ってしまうのか? レースは進んでいる。早く対処しなくてはマシンが来てしまう。見ていてハラハラした。
トップがメインストレートに帰って来るまでには選手を乗せてセーフティーカーとメディカルカーは走り去った。スタッフの素早い対処にレースを止めずに済んだ。2分チョットの出来事だったが長く感じた。
國峰選手がトップに立つも背後に羽田選手が
しばらくの間、羽田選手は國峰選手の背後についたままだった。
「もしやこのままプレッシャーをかけて國峰選手を自滅に追い込もうとしているのでは?」「いやいや『勝ちを狙いに行く』と言っていたのだからチャンスを狙っているのだろう」と、様々な考えが頭をよぎる。
羽田選手が國峰選手を抜いてトップに
羽田選手に先行されるも逃げ切りを許さず、背後で再逆転を狙う國峰選手。
そんな時―
逆バンクで羽田選手が転倒ぉぉぉッ!!
モニターに転倒の様子が映し出される。
プレッシャーを受けていたのは羽田選手の方だったか?
鳥羽選手が転倒
伊藤元治選手が2度目の転倒
雨足が強く転倒者続出。
國峰選手は最後まで走り切って今季初優勝で逆転チャンピオンを決めた。
ラストレースを4位で終えた名越哲平選手
ジワジワ順位を上げ、ファイナルラップでもひとつ順位を上げて4位フィニッシュ。
國峰選手を祝福しに次々とライダーが集まる
バイザーを上げ、ファンに挨拶する名越選手
最後まで全力を尽くした走りを観せてくれた。走り切る事ができて、観ている側もほっとした。
チャンピオンを決めたウイニングラン
最終戦までの全戦で2位。最後は勝って13ポイント差を跳ね返す大逆転のチャンピオンだった。
鳥羽選手と伊藤選手の二人がドナドナ
YouTube『motoバトルLIVE』の解説は大久保光選手なのでチームエトワールがコンプリート
空には青空も部分的に見えて来た
本来は次はJSB1000のレース2なのだが、JSB1000は次回に中須賀選手引退セレモニーと一緒に—
ST600決勝レース
スケジュールがおしたため、13周のレースが8周の超スプリントに短縮。
JSB1000ではほぼ止んでいた雨が再び強く降り出した。
スタート後のオープニングラップ
鈴鹿8耐を思い起こすような激しい雨でウォータースクリーンが巻き起こる。
松岡玲選手と高橋匠選手が各所でポジションを入れ替えるバトル
「おぉ゛~ッ!! この雨で大丈夫かぁッ⁉」と思うほどのバトルが展開。
一時はトップの高橋匠選手が引き離しにかかったが、長尾選手と松岡選手がそれを許さなかった。
いつスリップしてもおかしくないギリギリの状態で3台が競る。
残り2周で高橋選手が転倒。
長尾選手と松岡選手が❝勝った方がチャンピオン❞の争いを続ける。
ファイナルラップのS字を長尾健吾選手トップで通過!
このままチェッカーか? と思いきや、この後のデグナーで松岡選手が首位に立つ。
長尾選手は昨年もファイナルラップの最終シケインで逆転優勝したように、シケインで仕掛けるが止まれず、クロスラインで松岡選手がトップのままゴールになった。
いやぁ、すんごいレースだった。
気が付けば小山知良選手が3位表彰台
ランキング首位に付けながらも予選6番手で振るわなかったが、徐々に順位を上げて行った。トップ争いに目を奪われていた。
松岡選手を祝福にライダーが集まる
松岡選手が狙い撃ち!
小山選手が3位に入り、僅か1ポイント差でチャンピオンとなった。
優勝でチャンピオンを決定
全日本表彰式
各クラス シリーズチャンピオン表彰
J-GP3クラス
飯高新悟選手/KIJIMA KISS RC with Katsudenki
ST600クラス
松岡玲選手/ITO RACING BORG CUSTOM
ST1000クラス
國峰琢磨選手/TOHO Racing
JSB1000クラス
水野涼選手/SDG DUCATI Team KAGAYAMA
ルーキーオブザイヤー
富樫虎太郎選手/SDG Jr. 56RACING
國井勇輝選手/SDG Team HARC-PRO.Honda
その頃、表彰台下のヤマハファクトリーのピットには…!