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2025 FIM世界耐久選手権 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第46回大会
SSTクラス優勝:総合16位
Team Étoile/大久保光/渡辺一樹/伊藤元治 組/M1000RR
EWCワールドカップ(SSTクラス)のシリーズチャンピオン争いに残るために予選ポールの5ポイント、そして優勝の30ポイント獲得が絶対条件で臨んだ鈴鹿8耐だった—。
Team Étoileライダー サイン寄せ書き
市川貴志監督も登壇 ダンロップブースでのトークショー
ダンロップブースでの❝トリ❞はエトワール。
慣れない伊藤選手が緊張気味。
大久保光選手
予選で2分7秒413のコースレコードを出し、ポールポジションに王手をかける(予選は2人のライダーの平均タイム)。
大久保選手に昨年の写真にサインを入れて頂いた
今大会終盤のハイライト
大久保選手VS星野選手の首位争い
終盤に入ったSCランの際、追い越しがあったとしてピットストップ&ゴーのべパルティが課せられた。
ピットアウトした1コーナーで#93TONE RTと同時に進入する形になった。
ここから1スティント丸々2台のテールトゥノーズの首位争いが展開された。マシンは同じBMW。仕掛ける#星野選手を巧みに抑え込む大久保選手。ここまで僅差で周回する2台に手に汗握った。
大久保選手はトップキープのまま一樹選手と交代。
渡辺一樹選手
予選は先に出した大久保選手のタイムと、一樹選手のアタックでポールポジションを確定。
決勝で#93TONEとの争いが続くラストスティントを担当―と、常に鈴鹿8耐における最終局面を任されて来た。そして期待に応えるところが百戦錬磨の一樹選手らしい。
伊藤元治選手
今季からエトワールに加入。
SSTクラスで初めての臨む鈴鹿8耐で、転倒無く着実に繋げた。
同じSSTクラスTeam TATARA apriliaをラップダウン
チェッカーを受けて帰って来た一樹選手と抱き合うメンバー
選手、スタッフ、監督が駆け寄ってきて次々抱き合うものだから、またがっているマシンが横倒れしそうになり、みんな慌ててマシンを支えていた。
渡辺一樹選手も長いキャリアの中で鈴鹿8耐優勝は初めてでは?
市川貴志監督と星野知也選手が「最後は面白かったですね」「楽しかった」とお互いの健闘を称え合っていた。こういう姿がスポーツマンシップでいて美しいんだよなぁ。目頭が熱くなった。
SSTクラス表彰式
設立2年目で母国・鈴鹿8耐初勝利