ドリキン土屋圭市氏 チーム国光NSX GT2を走らせる 鈴鹿ファン感謝デー
2023鈴鹿ファン感謝デー
今年のファン感での最高イベントは「100周年ル・マン24時間レースLegends」でドリキン・土屋圭市氏が1995年のル・マンでクラス優勝を果たしたチーム国光NSX GT2を走らせる事だった。
Gr.Aでのチーム結成以来、応援してきたチーム国光の偉業に当時は沸いたものだ。
続いて参戦した十勝24時間レースでも優勝。
2014年の鈴鹿ファン感では高橋国光氏がデモラン。この時初めて走るチー国NSX GT2を目にした。
あの時は小雪が降っていたな。革ジャン(一条寺烈モデル)のデビュー戦で濡らしちゃったなぁーと思い出が蘇る。
高橋国光選手、土屋圭市選手、飯田章選手にサインを入れて頂いた1/43ミニカー
ファン感前の金曜日。スーパーGTテストが終了後に「ル・マン レジェンド」マシンの練習走行が行われた。
チー国NSX GT2がいつ走り出すのかと待っていたが一向に走り出さない。どうやらスポーツカー、Gr.C、GT、ハイパーカーとクラス別に走ることになっていたらしい(速度差があるから?)。
土屋圭市氏のこの何とも言えない表情が全てを物語っている
ドリキンさんの表情をカメラ越しに見ているだけで目頭が熱くなってしまう。
マツダ787BをはじめとするGr.Cカーが終わるといよいよGTマシンの走行になった。スタンバイしていたマシンが遂にピットロードに出た。待ち望んだ瞬間だ。
もちろんドリキンさんのドライブは初めて観る。
マシンにとって数年のブランクを感じさせない走りだった。さすがは動態保存しているホンダ。スタッフのメンテナンスも上手くいったようだ。
土曜日はコーナーで…国さんがドライブした時と同じ逆バンクで撮影しよう! と決めていた。
ドリキンさんがピットインした後、交代で乗り込む人の姿が。
ドラゴコルセの道上龍監督だった。オレンジのレーシングスーツだったので、最初はマーシャルの方かと思った(苦笑)。
道上監督に「龍! 重ステだからな!」と声をかけるドリキンさん。
飯田章選手が国際F3000に挑戦した1996年の鈴鹿1000㌔で、サードドライバーとして当時F3ドライバーだった道上龍選手が抜擢された。その時に初めてレイブリックカラーのNSXになった。
道上監督もチー国メンバーなのだ。
道上龍選手ピットアウト
ファン感謝デー土曜日
ピット&グリッドウォークの時間にコース上でTGR TEAM WedsSport BANDOHの坂東正敬監督とドリキンさんが何かの収録。
かつてTV神奈川で放送されていた『土屋・坂東の走りま専科』を彷彿させられた(この時の「坂東」は父・正明氏)。
ドリキンさんはル・マンで優勝した時のレーシングスーツを着用。「ホンダコレクションホールから持ってきました。日焼けさせたくないのでジャケット着ているのでご勘弁を」と走行前トークショーで話されていた。
国さんのジェット・ヘルメットを被っての走行。
パッと見はもう国さんが走っているような感じで「国さ~ん!」と叫びたくなる衝動を抑えていた。
数周しか走らないのでミスらないようにシャッター速度は早め。
ラストはリトラクタブルライトを点灯しての走行
2014年の国さんの走行もライトオンしていいて、向かって右側のライトはひとつ点いていなかった。この部分はル・マンで故障したものをそのまま保存しているのかもしれない。
2014年の国さんの走行。2016年にサインを頂いた