ジョニーが帰って来た夏~前回優勝KRT 鈴鹿8耐テスト
鈴鹿8耐公式テスト・初日
先月のメーカーテストには行けなかったので、この第1回公式テストに照準を絞ってきた。
今年は渡航や費用問題等で多くの海外勢が不参加。その中にあって前回優勝のKawasaki Racing Team Suzuka 8Hはフルメンバーでの参加を表明してきた。
KRTは他の世界耐久選手権EWCを戦っているチームとも国内メーカーチームとも一線を画す。スーパーバイク世界選手権WSBKを戦うチームが主体となっているので、超スペシャル感がある。
メーカーテストではアレックス・ロウズ選手とレオン・ハスラム選手が参加。
―ということは、公式テストにはジョナサン・レイ選手とロウズ選手かハスラム選手になるだろうと踏んでいた。
果たしてリリースされたテストメンバーにジョニー選手(ジョナサン・レイ)の名前があった。やった!
WSBK6連覇の生きるレジェンド、ジョニー選手は今大会最注目選手だ。きっと皆も彼の走りを観たいはずだ。
天気予報は豪雨。台風直撃の恐れすらあった。
雨でも観に行くつもりではあったが、豪雨過ぎて走れなくなっては行った甲斐が無い。そこだけはお天気さんお願いします。
―と、皆が思っていたのか、熱意が天に伝わり朝の内は雨が降っていたものの第1セッション中には止みんで夏の日差しが照り付けるほどに。どんな暑くなっても雨よりはマシだ。
第1セッションA組にKRTが登場。
WSBKでチャンプ争いに忙しいので来年も同じメンバーで参戦するとは限らない。一周一周が貴重なのだ。
ロウズ選手が先に走行を開始した。
テストなのでてっきり「練」カラーかと思いきや、本戦仕様のカラーリングになっている! それはそれで嬉しいが「練」カラーも観たかったッ!
アレックス・ロウズ選手
WSBKでカワサキに移籍して3年。鈴鹿では初めてグリーンのマシンに乗る姿を披露。
ヘルメットのデザインも変えてきた? 鈴鹿8耐仕様か? (有料放送なのでWSBK放送は観ていないから直近の姿が分からない)
前大会では復刻されたTECH21カラーのマシンに合わせて、ケニー・ロバーツ選手のデザインを模したヘルメットを着用して沸かせてくれた。
ヤマハで8耐3連覇しているので、マシンの仕上げ方も勝ち方も知っている。
第1セッションの序盤は小雨混じりだったので、多くの選手がクリアバイザーを使用。目元が見えるところがいいね。
ジョナサン・レイ選手
待ちに待ったジョニー選手。目元が見えるクリアバイザーを使用。カッコイイなぁ。
SNSでジョナサン・レイ選手の「Vサイン」を綺麗に撮影されている方がおられたが、ドルフィンもそのシーンは見ている。見ているが撮れていなかった…。残念。めっちゃ悔しい~ッ!
でも、ジョニーもおちゃめな事してくれるんだなぁ。
ジョニー選手のコーナーリングは速いというか独特というか「ヨシ!」とシャッターボタンを押す瞬間にシュッとフレームから外れるのだ。モニターを見て撮影するコンデジでは非常に撮りにくい。
テスト初日では8耐用ニンジャ+BSタイヤに慣れる走りをしたそうだが、それでも8秒台を出してきた。
本戦では自身が持つ8耐予選レコードタイムを塗り替えてくれるだろうか? めっちゃ期待。
もう一人のメンバー、レオン・ハスラム選手の走りを観られるのは本戦まで待たなくてはならないな。
8耐本戦用マスク
本戦はこのマスク(たぶん暑いからGPスクエアだけ)で行きます!
昨年版を踏襲しています。