奈良ドライブ② 一棟貸し古民家JINYA 斧で薪割り、五右衛門風呂、竈炊きご飯、囲炉裏鍋、蛍 | CLUB24-にいよんー

奈良ドライブ② 一棟貸し古民家JINYA 斧で薪割り、五右衛門風呂、竈炊きご飯、囲炉裏鍋、蛍

 長谷寺を見て、発酵カフェ小春日和さんで食事をして、一路「大和棟古民家JINYA」に向けてドライブ。

 一般道なのに登坂車線がある! そうか、鈴鹿に行く時も名阪道ではこの辺りずっと登っている。

 165号線から外れて室生寺方面に向かう。長い室生トンネルを抜けると次第に道が細くなる。方向音痴なのでナビ登録していなければ絶対に道に迷っていただろう。

 そして遂には車1台分しか通れない山道に! 「対向車来ないでくれ、対向車来ないでくれ」と祈りながら走る。走りつつも「最悪、ここまでバックだな」とすれちがいポイントも探ってゆく。

 つい二車線ある道路に進んでしまうが、無情にもナビさんは「違う」と言ってくる。

 そしてようやく到着。

 山の中にある集落に「古民家JINYA」はあった。文化財修復のために足場が設置されていた。

 

看板は立っているがここが入り口ではない

 江戸時代に紀州徳川家の大名がお伊勢参りをする際の陣屋として使われていたお屋敷。

 かつてはこの辺りは旅籠宿が立ち並んでいたそうだ。

 

陣屋の雰囲気が出ている入口

 棟の管理とお世話をして下さる「かばね」さん(ハンドルネーム)ご夫妻がお屋敷の案内をしてくださった。

 

 邸内に入ると大きながある。

 この辺りの構造は富田林・じないまちにある重要文化財・旧杉山邸住宅と同じだ。

 

囲炉裏の間。奥に掘り炬燵の部屋、書院造の部屋とあって広い!

 ロケーションの良さから婚前撮影やコスプレ撮影にも使われているそうだ。

 一棟貸しなので、コロナ禍では内輪でのバーベキューに来られる方も多かったらしい。

 「ジャニーズJr.チャンネル」Aぇ! group(メンバー福本大晴さんは関西の朝番組『おはよう朝日です』のコメンテーター)の「ウソの心霊スポットで夕飯作り&心霊写真で大絶叫!?」の撮影があったそうだ。

 「みんな礼儀正しい子たちだった」とかばねさん。公開後はファンの方の宿泊が殺到し、同じ食器で同じ食事を所望されたとか。その気持ち分かるッ!

 

 普段は民家だが、大名様が泊まられるので書院造の部屋許されていたそうだ。

 ここに布団を敷いて寝る事になる。

 欄間(らんま)は枠ではまっているのではなく、季節によって変えられるように彫刻部分が取り外しできるようになっている。

 屏風や掛け軸も江戸時代のものそのまま。

 

米蔵

 複数ある蔵の中も整備され、スペース利用できるようになっていた。

 昔からの道具が展示されていた。

 

 入口から入ると屋根裏に登る細長いハシゴがかけられてた。

 登ると屋根裏部屋に。現在はかやぶき屋根用の❝かや❞のストックが置かれていた。

 

ハシゴが細くて高さもあるので結構怖い

 『鉄腕DASH』で見たようなかやぶきの内側が見られた。

 

屋根裏 ここにも罰ゲームでJr.の子が泊まったそうだ

 

 「大和棟」と呼ばれるかやぶきを使用した現存数が少ない奈良県特有の屋根なのだそうだ。

 「足場に乗ってもいいですよ」という事だったので、せっかくなので登ってかやぶき屋根を間近で見てきた。

 綺麗に整えられている。

 

 建物見学を終えると「薪割り体験」

 を使って木材を割る。準備が良い嫁はんはゴム付き軍手とゴーグルを用意してきた。

 薪割りなど中学生の頃のキャンプ以来、二度目だ。

 コツをレクチャーして頂いて斧を振り下ろす。コツンと当てて刃を入れた後、コンコンとやれば割れるような柔らかい木ではない。どこかの柱に使われていたような廃材らしく、振り下ろさなければ刃が刺さらないほどかなり硬い木だった。

 危険が伴うので集中して斧を振るう。スパンと割れる爽快感。無心になってできる

 意図した場所と違うところに斧が落ちるので、修正して振り下ろす。

 「『体験しました』って写真を撮って終わる方が多い」そうだが、こんなに楽しいのにもったいない。ウチのチームは皆夢中になって薪割りした。

 翌日「腰が痛むかな?」と思ったが、大丈夫だった。ホッ。

 

茶室前にはデカイ石灯篭

 割った薪はお風呂やご飯を炊くのに使われる。

 お風呂や炊飯に使われる水も汲んできた湧水か井戸水だ。

 

 お風呂は…五右衛門風呂!

 この歳になっても五右衛門風呂は初体験。

 お風呂場のタイル柄が珍しく、タイルマニアの方も来られるとか。

 

タイル柄が珍しい。窯の周囲も螺鈿(らでん)作りになっている

 お風呂が沸くと、ひとりずつ入浴。

 風呂釜の湯を使ってはお湯が減ってしまうので、身体を洗うのはシャワーを使った。

 

薪をくべる部分


 いよいよ湯釜に浸かる。直に底に触れないように床になる木の板を沈めながらその上に乗っかる。

 内側に木の板を引っかける場所があるはずなのだが分からず、そのまま浮いてくる状態に乗っかっている。それがふわふわとした感覚で面白い。風呂釜は厚みがあるので周囲部分はそれほど熱くなっておらず、背をもたれるとじんわり熱が伝わってきてドライブで凝った肩の疲れが取れるようだった。

 歳をとって年々水道水のカルキ等で肌に痒みがでるようになってきていたのだが、風呂水は湧水だったので痒みが全く出なかった。天然水スゲ~ッ!

 

お手洗い(洋式)のタイルも珍しい柄

 

 お風呂から上がると、竈でご飯を炊く準備ができていた。

 ドルフィンはこれが一番楽しみだった。竈炊きご飯は美味しいので大好きなのだ。

 夕方5時過ぎだったがもう空気が冷たくなってきたのでトレーナーを着る。事前に「夜は10度くらいまで下がります」と連絡が入ったので浴衣を着て写真を撮る事は断念した。

 冷えてきた空気の中で、ピョロロロ~ッと聞こえてくる。「あれは鹿が鳴いているんですよ」と教えてもらった。

 かばねさんが始めチョロチョロ中パッパで火加減を調整して下さる。

 キツすぎず、柔らかくて甘~い香りが広がって来る。

 

 夕食は囲炉裏端で「囲炉裏鍋」「七輪炭火焼き」

 

国産大和豚肉、国産大和肉鶏、国産牛

 お肉は鍋でしゃぶしゃぶ。鶏せせりと串は七輪で焼いた。

 豚は甘くて柔らかく、牛は弾力があって深い味わい。

 どれもこれもみんな美味しい。こんなにお肉食べたの久しぶりだな。

 

生でも食べられる地元産有機野菜

 赤大根は瑞々しくて美味しい。

 かなり食べたのに、全て食べきれなかった~。

 ドルフィンにとってはメインのご飯を3杯食べたからかな。温かくても美味しいし、冷えかかっても美味しいんだもの。

 

 夕食をとって一息ついたところでを観に行く。

 車で10分ほどの所にポイントがあるそうだ。ただ、道が細いのでかばねさんに運転して連れて行ってもらった。

 道中、野良鹿を3~4匹見た。角が立派な牡鹿や、まだ体が小さなバンビも。

 

 有名ポイントらしく蛍見に来ている地元の方が結構おられた。

 街灯など全く無い場所。懐中電灯を持って行って良かった。

 早速、蛍が体の近くまで飛んできた。この写真↓だけが成功したもので後は全てダメだった。コンデジなので暗闇では赤外線のフォーカスする対象物が発見できず、光を拾えなかった…。

 

これが精いっぱい…

 標高が高い山中で気温が低くなるので「まだ時期が早いかな?」と思っていたが、いやいやどうして、かなりの数の蛍が飛んだ。

 嫁はんは懐中電灯を使って蛍を呼ぶのが得意で、ライトの光に寄せ集まってきた。

 大きな光と小さな光があったので、源氏ボタルと平家ボタルがいたのかな。

 

 ―つづく。

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