ガードナー/ドゥーハン組リタイア 最後の決勝観戦になった’90年鈴鹿8耐
1990年鈴鹿8時間耐久ロードレースはバイクブーム真っただ中。観客動員は長い歴史の中でも最高の4日間延べ入場者数は36万8,500人を記録。決勝だけでも16万人が鈴鹿サーキットに詰めかけた。
通路はほぼスーパーGTのピットウォーク状態だ。うわぁ~っ!
そこまで観客動員がありながらも仮設スタンドなど無かった時代。きっちり席が確保できるスタンド席指定券の価格は高騰。シケインとチェッカーが観られる最終コーナー手前席を取る事にした。
この年はF1や8耐を一緒に観戦してきた友人の友人も急遽加わって4人で観戦に行った。
3人はそろいの「単車」ポロシャツを作って決勝日に着た。
決勝日朝に記念撮影
ドルフィンは大阪から、3人は東京から車で来場。3人がトランシーバーを持っていて連絡を取り合って行動した。携帯電話も便利だが、トランシーバーには❝不便な面白さ❞があった。
まだクアガーデンができる前だったので、駐車場にあるトイレ&洗面所で行水して汗を流した。
翌日が祝日で会社が休みだったのでドルフィンは駐車場で寝てから帰った。明るいうちに鈴鹿から帰るのは妙な気分だった。
東京メンバーは夜のうちに「ぼちぼち走っていく」と出発して行った。
ゴール後のコースウォークで記念撮影
結局、ドルフィンにとってこの年が最後の決勝観戦になっている。
近年は土曜日までにして日曜日は翌日の出勤を踏まえて休息日にしてTV生放送観戦している。
ピットウォールに腰掛けて音楽を聴いていたお姉さん
1990年の鈴鹿8耐は平忠彦/エディ・ローソン組の優勝で華やかに幕を閉じた。
しかし、もう一組の主役はワイン・ガードナー/マイケル・ドゥーハン組だった。
ワイン・ガードナー選手/OKIホンダRVF750
ローソン選手同様、ガードナー選手も怪我によりWGPチャンピオン争いからは脱落。尚更8耐優勝にかける思いは大きかった。
ポールポジションを獲得して2連覇に向けて大きく前進。その勢いのまま決勝では独走態勢を築く。が、シケインで転倒。
緊急ピットインで復帰するや鬼神の追い上げを展開。観ている側にとっては独走されるよりもそちらの方が面白い。
マイケル・ドゥーハン選手/OKIホンダRVF750
8耐時点では2シーズン目となるWGPでランキング3番手につけ、上り調子のドゥーハン選手はトップのTECH21ヤマハをグイグイと追い込んでいく。WGPライダーの速さを見せつけてくれた。
「これは終盤にトップ争い再燃か⁉」と、観客のテンションは張り詰めて行った。
再びガードナー選手の走行時になんとガス欠でストップ。あっけなくリタイアになってしまった。
決勝前夜のOKIホンダのピット
ダンロップタイヤの望月知子さん(左)綺麗だなぁ
完全に人気イベントとして定着した「キャンギャルオンステージ」。綺麗でスタイルが良いお姉さん達がこんな大勢集まるのだから凄い!
現在レーシングシアターが建つ辺りにすり鉢状になった草地があり、その中心に野外ステージがあった。
2位:宮崎祥司選手/an BlueFOX RVF750
大島正選手/an BlueFOX RVF750
2年連続で2位表彰台を獲得。日本勢では最上位。
宮崎選手と大島選手のサイン会
日本人コンビでは最速チームなので人気も高かった。
前年のVFR750Rが展示
ブリヂストンのお姉さん
右のお姉さんのおさげ髪が可愛い♡
3位:ドミニク・サロン/アレックス・ビエラ組/シード スウォッチ・ホンダRVF750
前年優勝コンビが3位表彰台を獲得。
モリワキの生活創庫のお姉さん
モリワキの写真は撮れていなかった…。
ランディ・レンフロー/デール・クォータリー組/VFR750R