あの日 あの時 あの場所にいた 「激突!」’89年F1日本GP
1989年F1第15戦・日本GPの一番の山場。
有名すぎるほど有名なレースなので大筋を割愛しても皆さんご承知でしょう。
アイルトン・セナ選手/マクラーレンMP4/5/ホンダ
伝説となっている予選のスーパーラップ・1分38秒041。
ダンロップコーナー内側で観ていた。現在はパドックになっている辺りだ。ドラム缶だったかバスタブだったかが置いてあって、その上に乗ると逆バンク立ち上がりからダンロップコーナー辺りが観えた。
セナ選手のコーナーを回る速度がそれまでに比べて異様に速く「これはポールタイム出たな」と分かるくらいだった。
6kmのコースで1秒弱短縮するだけだからそんなに大きな違いが出るものだろうか?―と思うのだが❝違う❞のだ。一つのコーナーであれほど速く走っているのだから1周で10秒くらい違ってきそうな気さえする感覚だ。
アラン・プロスト選手/マクラーレンMP4/5/ホンダ
ベネトンブルゾンと応援旗を持って友人2名とともに観戦
自由席チケットしか入手できなかったので、決勝日の午前零時のオープンの南ゲートから入場。
荷物は友人に預けて走って走って走りまくって、シケインサイドまで行って席を確保したのだった。
正面ゲートから入場してシケインの方が早い気がするが、オープン待ちしている人間の数が違う。それが証拠にドルフィンは誰よりも早く現地に到着したのだから。
シケインサイドには「U字溝」が置いてあり、3人分のスペースを確保したのだった。
他の方の邪魔にならないようにフェンス最上部にベネトンと中嶋選手応援旗を設置した。
苦労して確保した席が、歴史に残る「激突」を真正面で見られることになるとは…。
「F1 CAR MAGAZINE」誌の見開き
背後に応援旗と、激突の瞬間にはすでにフェンスに登って写真を撮っているドルフィンが映っている(黄色の応援旗の下部、フェンス柱のところ)。
先行するプロスト選手に追いついて来たセナ選手。「次の周に仕掛けるな」と分かるほどだったのでカメラを構えてまっていた。
衝撃音とともに一瞬、静寂が訪れたような気がする。が、瞬間的に怒涛のように観客の声が響き渡った。
スーパーGT300クラスチャンピオンの横溝直輝選手もシケインで観戦していたとツイートされいた。
「激突」連続写真。当時はマニュアルピントと手動巻き上げだゾ!
チャンピオン確定を信じたプロスト選手は余裕でピットに戻る
実は、このどさくさに紛れて❝わざと❞応援旗を破る輩がいた。
中高生くらいの小僧だったが、すぐに捕まえて叱ってやった。けしからん。
ベネトン応援旗は補修して数年使用した。
ホンダのチャンピオン記念ステッカー
マクラーレンのピット
この頃のホンダは強かった。
強いホンダを、ここまでではなくてもいいから勝ちまくるホンダを見たかった。
メルセデスに勝てぬままF1参戦を終えてしまうなど、この頃には考えられなかった。










