’84WEC JAPAN 国産勢最上位TOYOTA童夢 & マツダ勢
’84年WEC JAPAN。「ル・マン24時間レース」制覇を掲げる国産勢にとってWEC JAPANは1年の集大成とも言えるレース。
ル・マンでの敗北をどのように克服して❝地元❞で海外勢-主にポルシェ956勢にどう立ち向かうかがポイントだった。
7位:エジェ・エルグ/関谷正徳 組/TOYOTA童夢84C
国産勢最上位を獲得。
前年までのシャープなスタイルから大幅に変更。ポルシェ956系とも異なる丸みを帯びたデザインになり、格好良くなった。加えてワコールカラーも綺麗だった。
松本恵二/中嶋悟 組/TOYOTA TOM'S 84C
車両自体はワコール童夢84Cよりも先に実践デビュー。
ティフ・ニーデル/ジェームス・ウィーバー組/TOYOTA-IKUZAWA 84C
12位:見崎清志/星野薫/茂木和男 組/XEBEC MISAKI SPEED TOYOTA C
前年型童夢83Cを使用。熟成されたマシンで12位を獲得。
片山義美/従野孝司 組/マツダ・ロータリーターボ
マーチ83Gシャシーにロータリー・ターボを搭載。「C1」クラスで戦った。
白煙を上げてピットに戻ってくる
#86 寺田陽次朗/デイビッド・ケネディ組/MAZDA 727C
ムーンクラフトがデザインしたマツダ727Cは「C2」クラスに参戦。
#85 岡田秀樹/清水正智/津々見友彦 組/Setrab 730 MAZDA 727C
岡田秀樹選手は翌年、フロムAポルシェのドライバーとして抜擢され大活躍することになる。