ミハエル・シューマッハ唯一のF3000は衝撃的 1991年・菅生
ミハエル・シューマッハ選手が唯一参戦した1991年の全日本F3000・菅生戦。
ドルフィンにとってもスポーツランド菅生まで行ったのはこの1回きり。東京に住んでいたが遠かった~。
ミハエル・シューマッハ選手+菅生という思い出深いレースだ。いや、むしろその2点しか覚えていないと言っても過言ではない。
F3000冠スポンサーの日本信販のレースクイーン
ミハエル・シューマッハ選手がF3000に乗ると話題になった一戦。
シューマッハ選手はWSPCでオートポリス、インターF3リーグで富士スピードウェイを走り、来日経験はあったが観に行く機会が無かった。
2位:ミハエル・シューマッハ選手/ラルトRT23/無限
英語翻訳した❝アンチョコ❞を持って行き、ピット裏でシューマッハ選手と少しばかり話をした。「初めてのF3000、初めてのコースはどうか?」とか他愛のない内容だったが、キッチリ対応して下さった。これには「メルセデスのドライバー教育ができているんだろうな」と感じた。
ここまで接点がありながらサインは頂いていない! 写真は女性ファンが求めたものだった。そこで時間切れ。
シューマッハ選手は数戦は全日本F3000に参戦する予定だったので❝次の機会❞に—と余裕だったのだ。
だが❝次の機会❞は無かった…。
F1に行った後もサインを頂く機会は無く、アイルトン・セナ選手同様、至近距離にいながらサインを頂いていない選手となってしまった。
これを猛省し「次がある」とは考えずにチャンスは生かす―という考えになった。
この年の主軸シャシーはローラ91で、ラルトの戦闘力はアップデートパーツを取り付けても到底上位争いはできるものではなかった。
だが、シューマッハ選手はやった。
初めてのマシン、初めてのコースで予選4番手。決勝でも2番手争いに夢中になっていた先行2台を1コーナーで一気に抜くテクニックと駆け引き。「こういうヤツがF1でチャンピオン獲るんだろうな」と感心した。そしてシューマッハが好きになった。
’91年に配られていたサントリーWESTのステッカー。レギュラードライバーのジョニー・ハーバート選手
優勝:ロス・チーバー選手/プロミス・レイナード91D/無限
3位:中谷明彦選手/トステム・ローラT90/無限
服部尚貴選手/PLUSローラT90/無限
片山右京選手/CABINローラT91/DFV
F1ステップアップが確実視されていたが菅生では不発だった。
カウルは独自改良が成されている。今でもサウンド・オブ・エンジン等に登場してくれる。
星野一義選手/CABINローラT91/無限
ヤン・ラマース選手/OMRONダンロップ童夢F102/無限
松本恵二選手/HOYUダンロップ童夢F102/無限
古谷直広選手/ワコール・ダンロップ・ローラT90/無限
関谷正徳選手/レイトンハウス 90B/無限
マーチを買収したレイトンハウスのオリジナルシャシーを使用。
田中実選手/レイトンハウス・ラルトRT23/無限
長谷見昌弘選手/スピードスター・ダンロップ・ローラT91/無限
中子修選手/CherenaローラT91/無限
中嶋企画からエントリー。スポンサーは結婚式場。
トーマス・ダニエルソン選手/アコムエボリューション・ローラT91/無限
キャンギャルの宣材写真
ジェフ・リース選手/伊太利屋 ハヤシ・ローラT91/無限