勇者の帰還 青木琢磨氏バイクで走る 鈴鹿8耐テスト
鈴鹿8耐第一回公式テストが行われる朝、「重大発表があるらしい」と聞いて行ってみると、コース上に青木宣篤選手、青木琢磨氏、青木治親氏の❝青木三兄弟❞が勢ぞろいしていた。
そればかりか青木琢磨氏がレーシングスーツ姿でいるではないか!
青木琢磨氏がバイクでサーキットを走る!
なんということだろうか!
全日本スーパーバイクを’95~’96年に二連覇。WGP500ccクラスにステップアップしてからは2位、3位を獲得してシリーズランキング5位。優勝まであと少しというところまでいった。
ノリック・阿部典史選手に続いてWGP500ccに参戦したヒーローだった。
イケメンであり、鈴鹿8耐にウルトラマンレーシングから走った縁もあり『ウルトラマンティガ』15話と続く『ウルトラマンダイナ』19話にそれぞれアオキタクマ役で出演している。その回は印象的だった。
だが、『ダイナ』放送後、1998年のテスト中の事故により下半身不随に。それでも2輪業界を盛り上げつつ数年後には4輪レースには参加していた。だが、さすがに2輪は無理だった。
左手元にシフトスイッチがある
英国KLIKTRONIC社製ハンドシフターシステムを装備。
シフトペダルに連動したロッドを電磁アクチュエターで駆動するらしい。
バックステップはベビーフェイス製で、競技自転車で使う足を固定するペダルが取り付けられている。
CBR1000RR SPはノーマル状態でクイックシフターが標準装備なので、シフトチェンジは停止する時くらいなのだそうだ。
CBR1000RR SPが持つ電子制御の助けもあり、ハンディキャップを持つ琢磨氏の走行が可能になった。
青木宣篤選手、青木琢磨氏、青木治親氏
兄弟の介助でいよいよ琢磨氏がバイクにまたがる。
スタートまでバイクを支える兄弟。
スタート!
琢磨氏が走ってゆく。その後からセーフティーカーが付いていく。
感慨深いものがある。
元WGPライダーだから周囲が動いたのではない。琢磨氏が動き続けたから実現したのだ。
少し壁が立ち塞がっただけでヘコたれてしまう自分はもっと奮い立たなければいけないと教えられる。
ピットウォールで見えなかったが、ストレートはかなり速く走っている。インタビュー記事では250Km/h出していたとか…。その速度から1コーナー曲がっているのか!
いくら元GPライダーでもブランクがあるし、なにより下半身が使えない。このマシンに乗るためにかなりトレーニングを積んだことだろう。
凄いぜ!
鈴鹿8耐前夜祭と決勝前にデモランが行われる。
琢磨選手の雄姿を皆で見よう!
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