'70年代を走ったクラシックF1 マーチ&ロータス サウンド・オブ・エンジン
F1に興味を持ったのは「アジア初の大きなイベントならスポーツカーに乗っている人が大勢くるはず」と、スポーツカー(当時は「スーパーカー」の呼び名が無かった)目当てで出掛けた1976年のF1inJAPANを観戦してから。
当時は自動車雑誌でも情報が乏しく’76年以前に関しては紹介されているマシン写真の年代がバラバラで、見ていて頭の整理がつかなかった。そのせいもあってあまり興味が持てなかった。
鈴鹿サウンド・オブ・エンジンでは'70年代前半のマシンも何台か走ったので、かなり新鮮な気持ちで観る事ができた。
マーチ721G
’71年型のマーチ721Xが失敗したため、F2の722をF1規格に改造したマシン。当時のマーチF1はF2流用が多い。
マーチワークスだったロニー・ピーターソン選手やニキ・ラウダ選手もドライブした。
マーチと言うと、圧倒的な強さだったブルーノ・ジャコメリ選手のF2・マーチ782や、ヴィットリオ・ブランビラ選手のマーチ761が「スポーツカーノーズ」だったので、そのイメージが強かったのだが’70年代前半にも「ウイングノーズ」のF1やF2があった事を知った。
特にジャコメリ選手のマーチ782は、すがやみつる氏の漫画『F・1キッド』にも登場して存在感をみせていていた。
’70年代前半を知らなかったため、マーチ721Gを見た時は「(ウイングカーになった)マーチ792に似たフロントだな」と思った。
マスターズ・ヒストリックF1のスターティンググリッド
ロータス76
前回2017年のサウンド・オブ・エンジン「マスターズ・デモラン」にも参加してくれた。
オーナードライバーさんがロニー・ピーターソン選手のヘルメットを着用してくれているのが嬉しい。やっぱりオリジナル選手が乗っている感じが欲しいのだ。
JPSロゴ等がゴールドではなくイエロー。当時はゴールドの塗料が難しかっただろうか?
レースに向けてピットアウト
グランドスタンドを背景にしたグリッドに着くマシンはカッコ良くてシビレる。
ロータス72C
JPSカラーになる前のゴールドリーフカラーのロータス。
薄くシャープなウエッヂ・タイプがロータスっぽい。
サウンド・オブ・エンジンではレギュラー的存在。
|