東京2020に向って走る 大阪国際女子マラソン~観戦編
「第38回大阪国際女子マラソン」観戦にヤンマースタジアム長居に行った。
かつてはドルフィンも全国高校駅伝大阪府予選や記録会で長居競技場を走ったものだが、ワールドカップ開催に向けて建て直されてあの時とは全く違う施設になっている。
まるでかつての富士スピードウェイと現在の富士スピードウェイのようなものだ。
東京オリンピック代表選手選考がかかった「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権がかかっている重要な大会なため、多くのレジェンド選手が集まる。
ドルフィンのメインはレジェンド選手に会いたさだが、東京2020に向けた選手の走りも観たかった。
風邪やインフルにかからぬようにマスクや水分補給、手洗いに気を付けて行ったのだった。
「寒波襲来」の天気予報どおり朝夕は冷え込み、時折り雪もチラついたが、昼間は「もっと薄着でも良かったかな?」と思わせるような暖かな日差しが降り注いでいた。寒風が吹きつけなかったのがなによりだ。
スタジアム周辺はビル風?っぽい風が時折り吹いていた。
朝の「大阪エンジョイRUN」に向けてスタンドの入り口がオープン。
『YAWARA!』『20世紀少年』等を描いた浦沢直樹氏が手掛けたメイン看板。その後方シャッターが開いて、そこだけが入場可能階段になる。
昨年はQちゃん・高橋尚子さん会いたさに走った『大阪エンジョイRUN』。
スタート前のトークを間近で見られるのは参加者の特権。観覧者はスタンドから観る。
エンジョイRUNがスタートしてもQちゃん達はそのままお立ち台に残って「大阪国際女子マラソン」招待選手やネクストヒロイン選手の紹介をしていた。
高橋尚子さんと多田修平選手
スタジアムの外で展開されている全国の逸品グルメやスノーワンダーランドが用意された「逸品縁日」を楽しもうと、スタジアムの外に出てみると…。
TV放送の司会を務める加藤綾子アナが周囲をスタッフにガードされてのご出勤に遭遇。
「逸品縁日」についてはまた次回に。
スタート時間も近づいて来たのでスタジアム内に戻ると、既に多くのお客さんや応援団が席を埋めていた。
ある一部最前列に多くの方が集まっていたので「もしや?」と思い、行って見ると…。
瀬古利彦さんじゃないですか!
ドルフィンにとって最大のレジェンド・ランナー。早稲田大学競走部での活躍から応援して来て初めて生で本人を見た。
スーパーでS&Bのポスター(東京マラソン優勝のゴール写真)を頂いてきて部屋に貼っていた。
瀬古氏と何か話をしていたレジェンド・ランナー増田明美さん
TV放送が近づくとレジェンド・ランナーたちがフィールドに集まって来たので、見易い位置に移動。あまり正面に行ってしまうとクレーン等の放送機材があって逆に見にくくなってしまう。
加藤綾子アナ、増田明美さん、高橋尚子さん、野口みずきさん
フィールド内に❝高校野球の開会式❞のようなプラカードを持ったスタッフ(大阪の女子高校陸上部員によるボランティア)がいるなぁと思っていたら、出場選手がゼッケン番号順に並ぶためのものだった。
選手の移動が始まり、いよいよスタート準備。
「3分前」からスタジアムモニターに掲示される。
スタジアム全体に緊張感がみなぎる。モータースポーツでもそうだが、スタート前の緊張した雰囲気っていいな。胸が高鳴り、スタジアムに一体感のようなものが生まれる。
カウントダウンされ「3秒前」になると外国人選手に向けて「オンユアマーク」がコールされる。
スタートの号砲。
一斉に走り出す。最前列で走るのはタイムを出すために途中まで走るペースメーカー。
スタジアムのトラックを周回している間にも先頭集団と第二集団に分かれてくる。
トラックを周回して長居公園外周に出てゆく選手たち。戻るのは2時間半後だ。
ゴールを待っている間に朝、撮影したQちゃんの写真をプリントしに行く。道路は交通規制されているので、地下鉄まで降りたりして交差点を渡る。これが結構面倒だった。
戻る頃には大阪城公園を起点にしたハーフマラソンが長居のゴールに向けて走り込んで来ていた。
長居公園入り口では毎年恒例になっている相愛中学&高校の吹奏楽部の演奏が選手を出迎えてくれる。
長居公園ではにゃんこたちが日向ぼっこ
ここに猫や犬を捨ててはいけません!
競技場内には仮設放送席が建っている。
外からはスモークになっている窓は、放送席から背景がスタンドになるように向けられている。ここから加藤アナとレジェンド・ランナー有森裕子さんが実況している。
スタジアムではモニターでレースが映し出されている。CMが入らないのでTVとは少し違うようだ。実況もスピーカーから流れてくる。
選手がスタジアムに近づくと「スタジアムに戻ってくる選手にご注目ください」と映像と実況が終了する。
再び緊張に包まれ静まり返るスタジアム。
先頭でスタジアムに帰って来たエチオピアのファツマ・サド選手。
トップの選手の姿が見えた時の大歓声が凄い! 鳥肌が立つ。やはりトップの選手に向けた歓声が一番大きい。
あの大歓声受けたらマラソンやめられないだろうなぁ。
終盤にスパートをかけるも逆に突き放されてしまった天満屋・小原怜選手。
優勝・ファツマ・サド選手
惜しくも2位:小原怜選手
3位:ボルネス・ジェプキルイ選手
関テレ・中島めぐみアナのインタビューを受ける小原選手
MGC出場権を獲得した中野円花選手がマラソン強化戦略プロジェクトリーダー瀬古氏から認定の楯を受け取る
優勝したサド選手のインタビュー。通訳の方の話し方が面白かった
ゴールした若い選手に言葉をかける増田明美さん。もはやお母さん?
「MGC獲得が一人だけとは残念」とコメントする瀬古氏
レース後、スタジアムの外には実業団のメーカー応援団が結集していた。
大阪・池田市に本社がある「ダイハツ」は社長自ら出陣しての大応援団。
ダイハツ所属で8位に入ったネクストヒロイン(※)大森菜月選手が挨拶に登場。
(※)今後活躍が期待される大学生や実業団の若手選手を対象にした大会独自の育成枠
高橋尚子さんも才能を認めたという大森選手。応援団とファンが多くてサインを頂けなかった。
日本人最高の2位となった天満屋・小原怜選手
岡山が本社の天満屋からも少数精鋭で応援団が大阪に来ていた。
応援団を前に小原選手が挨拶に登場。2位に入ったのでインタビュー等で出てくるのが遅かった。
小原選手って誰かに似ているな~と思っていたが、テニスの錦織圭選手似?
小原怜選手にサインを頂いた
小原選手は既にSGC出場権を獲得しているので、9月のSGCで東京オリンピックの代表に選ばれる素晴らしい走りをしてほしいと願っている。
朝に撮影した写真にQちゃん・高橋尚子さんのサインを入れて頂いた
「え? これ朝の写真⁉ 早いね~」とQちゃん。
最後まで粘ったが、結局レジェンド・瀬古氏にはお会い出来なかった。それでもリスペクトしている選手に多くお会い出来て良かった。
イベントも含めて楽しい1日だった。
また来年、日曜日に休みが取れたら観戦に行きたい。
↑Qちゃんモデル
|