オール・ブラジル製マシン、フィッティパルディF5A 鈴鹿サウンド・オブ・エンジン | CLUB24-にいよんー

オール・ブラジル製マシン、フィッティパルディF5A 鈴鹿サウンド・オブ・エンジン

 鈴鹿サウンド・オブ・エンジンで見られて良かったマシンはロータス79だけではない。コパスカー・フィッティパルディF5A/フォードも実車を見たくて楽しみにしていた。

 

 元世界チャンピンのエマーソン・フィッティパルディ選手をドライバーとして、兄のウイルソン・フィッティパルディ氏が立ち上げたチーム。エンジンとタイヤ以外はブラジル製のマシン。

 

ワイドなボディでスタイルやカラーリングはカッコイイ

 完全なプライベート・チームで悪戦苦闘しながらもエマーソン選手は’78年の地元・ブラジルGPでF5Aを駆り2位入賞を果たしている。

 それはまるで後年にエンジン、タイヤを含めたオールジャパンのスーパーアグリF1で本家

・ホンダよりも好成績を挙げた佐藤琢磨選手のようだ。
 
 今回、鈴鹿を走ったマシンは昨年のマスターズF1・フィッティパルディクラスのチャンピオンなので「ゼッケン1」を付けている。

 ドルフィンがフィッティパルディのマシンを好きな要因のひとつは『赤いペガサス』の影響だ。

 劇中で、ブラジルGPとカナダGPでエマーソン・フィッティパルディ選手はケン・アカバと深く関わっている。

 マシンが劣っていてもチャンピオンの誇りと技術で走るエマーソン選手にとても感銘を受けた。漫画の演出とは分かっていても…。

 以来、実際のF1GPでもエマーソン選手の動向が気になり応援してきたのだ。

 

 CART転向後も、もてぎ開催前に引退してしまったのでその走りを見る事は叶わなかった。

 サウンド・オブ・エンジンのゲストに呼んで欲しいレジェンドの一人だ。

 今年のスーパーフォーミュラで孫のピエトロ・フィッティパルディ選手がデビューした時「一緒に来てくれていないだろうか?」と期待してたのだが…。

 

ワイドボディだが、底面はきれいにフラット

 フィッティパルディF5Aは1978年のマシン。前年に速かったロータス78の影響を受けてF5をワイドボディにモデファイしてはいるものの❝本当の速さの秘密❞―グランドエフェクト構造—には気付いておらず、マシン底面はフラットのままだ。

 

フロントからエアをスムーズに流す構造になっている

 

ブラジルの製糖会社・コパスカーのロゴも綺麗で格好良いので好きだ

 ヘルメットのkiwiのロゴマークにも似ている。

 

 

ウルフWR1風にパイプでウイング翼端板を固定する方式

 

 マスターズ・ヒストリックF1のレース1では予選3番手から2位表彰台を獲得。前年チャンピオンらしい走りだ。

 リバースグリッドになったレース2では5番グリッドからスタートするもトラブルにより7周でピットインしてリタイアになってしまう。

 

 ピットに戻って来たフィッティパルディF5A。このままリタイア。

 また来年も鈴鹿に戻って来て欲しい。

 

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