鈴鹿10耐 GT3公道パレードを見に行ったが…
今年から始まった「GT3世界一決定戦」と称する鈴鹿10時間耐久レース。
そのオープニングを飾る予定だった『鈴鹿モータースポーツフェスティバル「〜交通安全を世界へ〜レーシングカーパレード」』を観に行った。
10耐自体はあまり興味は無かったのだが❝レーシングカーの公道走行❞にはとても興味があった。
会社の繁忙期に休日出勤した代休を木曜日に充てて早朝から鈴鹿に向かった。
イベント開始時間は10時過ぎなのであまり早く出発しなくても良いのだが、名阪国道の走行車が多くなって走りにくくなってしまうのが嫌なのだ。
名阪国道を走っていると時折、雨が猛烈に強く降ってきて視界が遮られて怖かった。
台風20号が接近しているからだ。
先月の鈴鹿8耐も台風直撃で泣かされた。
今回は19号と20号のダブル台風のせいで進行速度も速いらしい。
メイン会場になるイオンモール鈴鹿に到着すると、既に観覧に来たファンが集まっていた。
駐車場に設置されていたフリースタイル・モトクロス「FMX」のジャンプ台の撤去が始まっていた。
8耐のBASE8耐でも中止になったので、ここで観られると期待していたのだが、雨・風はとても危険になるので仕方ない。
今年はFMX観られなかったなぁ。
パレード観覧の場所取りするにも時間が早かったので、イオン内でモーニング。
朝だというのに外は日差しが強いので避難だ。
開場にはレッドブルのスピーカー車やブーステントも用意されていた。
ドリンクのサンプリングもあったんだろうな。
イオン内道路には車の速度を抑えるための❝かまぼこ❞があるが「車高が低いレーシングカーが通れるのか?」と思っていたら、前後にゴム板を置いて対処していた。
道路脇にはフェンスが設置されていた。
このフェンス、イオン内だけでなくパレードするサーキット道路全域に設置されていた。フェンスの足元には動かないように土嚢が積まれる念の入れよう。
「この場所が最適」と、場所取り。時間を潰すために折り畳み椅子と文庫本を持って行き読書して待っていた。
―のだが、しばらくすると「プレス専用エリアになります」と移動させられてしまった。案内板を置いておくか、早く言ってよ~! 狙いは良かったのだが…。
移動して再び読書。
鈴鹿市のスタッフがフェンスに協賛各社の横断幕を設置していく。お金がかかるイベントだけにそれも必要。
「市長の囲み取材が天候不順のためにイオン内に変更になった」との情報が聞こえてきた。
横断幕も設置され、パレードまで1時間になったところで「鈴鹿市内に大雨警報が発令されたためイベント全ての中止」が発表された。
最悪やぁ…。
準備してきたスタッフも断腸の思いだろう。
参加チームやドライバーにしてみたらマシンを傷める心配も無く、時間も余裕ができて良かったのだろうが。
公道パレードということでテレビはじめ報道陣も多く集まっていた。
せっかく来たのだからサーキットに行く事に切り替えた。
車でサーキットに向かっていると、突然スコールのような大雨が降り出した。「この雨では駐車場からサーキットまでびしょ濡れになってしまうな。どうしようかな?」と思わせるほど。
遠くの空を見ると明るいので「すぐ止むかもしれない」と、濡れてもいいように足元は素足にサンダル。カッパを着て傘をさしてサーキットに入った。
結局、1日、大雨は降ったり止んだり強い日差しがさしたりだった。
後から考えれば、時折強い雨は降ったもののパレードはできたのではないだろうか? それでも何かあってからでは遅いので仕方ない。
サーキットではフェラーリ・チャレンジの練習走行中。
フェラーリ・チャレンジのピットは例によってパドック駐車場にテント・ピットが設営されている。
ピット裏は世界から集まって来ているだけにトランスポーターよりもコンテナの方が多かった。
10耐のピットは設営準備できてのんびりとした雰囲気。
ピットの端でドライバー本人、スーツ、ヘルメットを含む重量チェックが行われていた。
1日のうちでいつ来ても良いらしい。
ここで張っておけばドライバーが来てくれると分かったので、サイン集めをすることにしたのだった。
つづく