火曜日発売F1マシンコレクション34号 ウイングカー時代に飛躍ウイリアムズFW07B
日本の耐久系レースに参戦したF1ワールドチャンピオンはジェンソン・バトン選手だけではない。
かつて―1987年にもアラン・ジョーンズ選手が全日本プロトタイプカー選手権とツーリングカー選手権に参戦していた。JSPCではミノルタ・トヨタ87Cで関谷正徳選手と組んでいたと記憶する。
さらにはTVドラマにも一瞬だが写っていたのだ(と記憶する)。
そのドラマはフジTVの『男が泣かない夜はない』。トレンド・カルチャーを扱い、一部❝生放送❞で紹介する強烈にバブルの匂いを放つドラマだった。
ヒロインの一人、かとうかずこサンはレーシングドライバーの役どころで、ミノルタ・トヨタに乗っていた。自分のミスで勝てずに泣いているところを関谷選手がハグして慰めるシーンだった。チームメイトのジョーンズ選手も一緒に映り込んでいた。FISCOのパドックで撮影された。
前機ウイリアムズFW06はノン・ウイングカーだが、シャープなスタイルで格好良くてドルフィンは割と好きだった。
ウイングカーとしては全チームの中で一番最後に登場したのがウイリアムズFW07。
白ボディにブリティッシュ・グリーンのサイドポンツーンというカラーリング・スタイルもここから確立した。
どのチームもサイドポンツーンを長くしてグラウンドエフェクト発生ポイントをより車体中心にもってこようとしていた。
だがウイリアムズFW07は見るからにコンパクトだった。
そのマシンが'79年後半戦を席捲した。これには強烈な印象を受けた。
ウイリアムズF1チームを一躍トップチームにのし上げたマシンだった。
翌年には改良型FW07Bによってワールドチャンピオン&コンストラクターズチャンピオンを獲得した。
あ、リアウイング傾いてる!
F1マシンコレクションでウイリアムズFW07がラインアップされていたので、つい予約購入してしまったが、よくよく考えれば正規品=ミニチャンプス1/43ミニカーで特売になっている時に買えば大差ない価格だったかもしれない。
アラン・ジョーンズ選手が乗っていて、カウルが脱着式になっているタイプのミニカーだ。
ミニチャンプスのミニカーは何度か入手しようと考えたが、今一つ購入に踏み切れないでいた。
大好きで憧れたウイングカー時代のマシンであり、ウイリアムズの歴代マシンの中で一番好きなマシンだ。
マシン底部はもちろんウイングカー構造になっている。
リアウイングが傾いて取り付けられているのはパッケージに入っている段階では分からない。廉価版なのでここは我慢して自分で直すとしよう。