ネルソン・ピケットのブラバムBT52B 「隔週刊F1マシンコレクション」の神髄発揮
’80年代のF1マシン、ブラバムBT52B/BMWの1/43ミニカーが今の時代に入手できるとは、これぞ「隔週刊 F1マシンコレクション」の神髄。
Vol.7までは購買者を獲得するために割とメジャーな❝鉄板❞ミニカーを出してきたが、一昨日発売のVol.8からいよいよ❝入手できないマシン❞がリリースされはじめるので楽しみだ。
1983年に登場したBT52Bはウイングカー時代が終わり、ターボエンジン主流時代になった時のマシン。当時の雑誌では❝奇才❞と称されていたデザイナー、ゴードン・マーレイ氏がデザンしたもの。
ウイングカーとして翼断面構造になっていた規定幅いっぱいのサイドポンツーンは無くなり、ラジエーターを置くだけの場所だけが残った。
フロントウイングは三角で❝イカ耳❞のようになっている。
リアには今見れば小型のディフューザーが設けられている。
そしてBT52Bを使い、ターボエンジン搭載車で初めてチャンピオンを獲得したのはネルソン・ピケット選手。2度目のタイトル獲得だ。
後年、ウイリアムズ/ホンダに乗って3度目の王座を獲得するが、この頃は若くて一層ギラギラしていた。
'77年を最後に日本からF1GPが去り、その間にウイングカー時代は終わりターボエンジン主流時代へと移っていった。映画『ウイニングラン』でも冒頭で「エンジン時代、ターボ時代…」とナレショーンが入る。
ウイングカー時代にも変わりF1は登場したが、フラットボトム化された後も試行錯誤が繰り返されて奇妙なデザインのマシンが表れていた。
雑誌でしかF1を見られなかった頃なので「どんな構造をしているのだろう?」と紙面を食い入るように見ていた。
ブラバムBT52Bは奇妙なデザインながら速かった。
「隔週刊F1マシンコレクション」の1/43ミニカーでは実車と異なるこれこそ奇妙なフロントサスを除けば創刊号のような色ムラは見当たらなく良いできだと思う。
BT52Bの小さなサイドポンツーンの全面は確かラジエーターだったはずだが、ミニカーではツルンと平面になって、ゼッケンだけが❝ラジエーターの上に書かれた❞ような処理になっているだけだ。
BT52Bの写真が無いので’85年東京モーターショーに展示されたBT54
’85年東京モーターショーのBMWブースに展示されていたブラバムBT54/BMW。このマシンもゴードン・マーレイ氏のデザインだ。
今ならF1はドーンと展示されるのだが、この時は立てて割とひっそりと展示されていた。
ドルフィンにとっては「うわッ! ブラバム置いてある‼」と驚いたものだ。通路の奥行が無く、写真1枚で全体が入らなかった。
同モーターショーのホンダブースにはナイジェル・マンセル選手のウイリアムズFW10/ホンダが華々しく展示され人気を博していたのだった。



