鈴鹿8耐 圧勝のヤマハ・ファクトリー・レーシング

第39回コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレースはヤマハ・ファクトリー・レーシングチーム/中須賀克行/ポル・エルパルガロ/アレックス・ロウズ組が圧倒的速さで優勝。前年からの連覇となった。
スタートで出遅れて慎重に周回を重ねた序盤。トップに立ってからは一度も危ぶまれることなくチェッカーフラッグを受けた。
「死角無し」と予想された通りの結果となったが、一口に「死角無し」と言ってしまっては簡単だが、メーカー、チーム、スタッフ、そしてライダーの並々ならぬ覚悟と努力があったことだろう。
土曜日最初のトークショーはブリヂストン・ブース

ヤマハ・ファクトリーのトークショーはライバルチームに比べて遥かに少ない2回しか行われなかった。
少ないチャンスに優勝候補の素顔を見ようと多くのファンが集まった。
ヤマハ・ブースでのトークショー

ピットウォークで間近に見たファクトリー・マシンは「使った形跡が無いほど綺麗」だった。「これがファクトリー・チームの仕事か」と恐ろしさを覚えるほど。
中須賀克行選手

ポル選手を団扇で扇ぐ中須賀選手
リーダーとして8耐連覇に向けてチームをまとめ上げた。
TOP10トライアルでポル選手にタイムが及ばなかった悔しさは、今後のJSBで爆発させることだろう。
中須賀選手を「ビッグ・ライバル」と呼ぶポル選手に「いや、チームメイトだから」と答える一面も。
スタートでエンジンがかからなかった昨年ほどではないがスタートで出遅れてしまったが、全日本王者の経験を生かして先行車の追い抜きを慎重に行いながら首位にたった。
今回、中須賀選手にはサインを頂くチャンスが無かった。
MFJ GPかファン感謝デーで8耐写真にサインを入れて頂いてヤマハ・ファクトリーの3カードを完成させたい。
ポル・エスパルガロ選手

TOP10トライアルではMotoGPライダーのレベルの高さを証明した。
事前テストはヤマハのプライベート・テストのみの参加で、合同テストやメーカーテストには参加していないので今年の写真は1枚しか撮れなかったのが残念。

土曜日の走行前に行われたピットウォークではヤマハ・ファクトリーのメンバーは出てこず、最初に8耐公式HPでアナウンスされていた前夜祭への参加もキャンセルし、かなり神経質にコンディションを整えていたように感じる。
トークショーではそんな感じは微塵にも見せず、終始笑顔で対応していた。

昨年の写真にポル・エスパルガロ選手のサインを入れて頂いた
最終走行を終えるピットロードではヤマハ応援席に手を振って応えていた。
来季からKTMファクトリーに移籍するポル選手。ヤマハ・ファンに今まで支えてくれた感謝を伝えたかったと感じた。ポル選手がヤマハのマシンに乗ることはしばらくは無いだろう。
アレックス・ロウズ選手

中須賀選手から引き継いだ第2スティントでは恐ろしいまでの速さで2番手との差を広げ、ヤマハのWSBライダーとしての力量を見せつけた。
昨年のヨシムラで「そこまで速かったかぁ?」と思わせるほど。2輪専用シケインのゼブラゾーンを大胆にカットしていた。
金曜日に転倒したが、昨年も金曜日にポル選手が転倒したもののチームがリカバリーしていていたので、不安要素とは成りえなかった。
あまりにブッちぎりさに波乱を期待したゲリラ豪雨は無く、転倒車輛が多かったのに1回もセーフティーカーが入らなかった。
最終ライダーとして現行コース&ナイトラン有りで最多ラップ218周を走破して連覇のチェッカーフラッグを受けた。

合同テストでの写真にアレックス・ロウズ選手のサインを入れて頂いた
圧勝でもチェッカーの瞬間は鳥肌が立つ。
ヤマハV2Tシャツ発売されたら買っちゃおうかな~?
ライダーがツナギの上からきているTシャツは特性3Lくらいなのだろうか?
来年はスズキが新型市販車を出すという。ホンダはまだアナウンスされていないが、このままではヤマハ・ファクトリーが連覇を重ねてしまう。
レースを面白くするためにも各メーカーはライダーに手足となるマシンを供給してあげて欲しい。

歩いているポル選手をつかまえて、なんとか、なんとか昨年の8耐ヴィクトリーTシャツにサインを入れて頂けた。今回の目標の一つだった。
本当は中須賀選手のサインと同じくらい大きく書いて欲しかったが、布を手持ちで歩きながらではこれで良しとしなくては。
今年は8耐に参戦していないブラッドリー・スミス選手のサインが入らず“不完全さ”は否めない。スミス選手が引退する未来に鈴鹿がイベントで呼んでくれることがあればその時に“完成”させたい。