鈴鹿8耐 土曜日行ってきました~! 鳥肌のTOP10トライアル
鈴鹿8時間耐久オートバイレース・土曜日に行ってきました~ッ!
金曜日も行けなかったので土曜日1日限り。ワクワクして眠れず(ガキんちょの遠足か!?)、朝4時に出発。朝が早かったので名阪道が空いていたのと、エアコン利かさなくても済んだので走りやすかった。
ゲートオープンした時には曇り空で「今日は気温が上がらず観易いかな?」と思っていたのが甘かった。トークショー巡りに夢中になっている間に気がつけば“いつものピーカン”。汗ダラダラ状態になっていた。
土曜日は朝から4耐決勝。8耐は45分間のフリー走行とTOP10TRIALのみ。午前中はGPスクエアにある各メーカーのステージで8耐ライダーのトークショーが開催される。
昨年の経験からネットで各ステージのトークショースケジュールを調べてタイムテーブルを自作。トークショーを余すところなく巡ろうという作戦だ。
自作タイムテーブル。土曜日はコレが命
分からないところは当日朝、ブースで確認して記入。
ピーク時には2か所3か所重なるので、どこに行くか決断するのが難しい。キャンギャルステージは端から捨てている。
トークショー巡りで延べ31枚のサインをGET!
結局、今年は4耐全く観てなかったー。
熊本復興を願い炎天下も頑張るくまモン
トークショーからピットウォークへ。
ヤマハファクトリーに並んだものの誰も出て来てくれなかった。どうしてドルフィンが並ぶ列はいつも出て来てくれなかったり、出て来てもラスト5分とかなのだろう?
8耐フリー走行を経ていよいよ土曜日最大の見どころTOP10TRIALが行われる。
金曜日の予選上位10チームが参加。1チーム2名のライダーを選出。1台ずつタイムアタックをする。
先ずは予選10番手→6番手の走行。5人ずつ二順する。
ここで場内を沸かせたのは予選6番手のF.C.C.TSR Honda/パトリック・ジェイコブセン選手。
TSRのトークショーで「TOP10トライアルを走るダイダーはまだ決まってません」と渡辺選手が語っていたが「おそらく渡辺選手とドミニク・エーガーガー選手だろう」と思っていたので、鈴鹿は今回初めてのパトリック選手がアタッカーに選ばれた事自体に驚かされた。
アタックを始めると各セクターでマイナス表示。総合首位に躍り出た。
二順目のTSRアタッカーのドミ選手さえパトリック選手のタイムを縮められなかった。
それどころか予選5番手→首位のヤマハファクトリー/ポル・エスパルガロ選手までの上位陣を退けていたのだ。
「パトリックやるな!」鈴鹿の観客に名前を刻みつけた。
そして昨年2分6秒フラットの真夏としては驚異的なタイムでポール・ポジションを確定したMotoGPライダーのポル選手の登場となった。
観客の誰もがこのタイムアタックを見逃すまいと注視。
昨年同様、セクター1からマイナス表示でタイムを刻む。モニターに映し出されるポル選手の走りはスムーズで、人車一体となった走りだった。特に2輪専用シケインの切り返しは見事なほど。
前年タイムこそ縮められなかったものの2分6秒258を出して暫定首位を獲得。場内から大きなどよめきと拍手が沸き起こった。
トップタイム争いはもうヤマハファクトリーの中須賀克行選手との争いになるだろうと思われた。
ところがヨシムラの二順目アタッカー津田拓也選手が魅せてくれた。
セクター1でポル選手のタイムからマイナス表示。
暴れん坊将軍はコース上で大暴れ。ヨシムラファンのみならず、場内は「津田やるか!?」と期待感の空気が包み込んだ。
が、セクター2ではプラス表示。だが最後まで分からない。
シケインをクリアしてストレートに戻る津田選手。前年ながらプラス表示。それでも6秒405で予選6番手から暫定2番手にジャンプアップした。
予選3番手のTeam GREEN二順目のレオン・ハスラム選手がセクター1をマイナス表示でクリア。カワサキのポール・ポジションに期待がかかる。
しかし、セクター2からがプラス表示で津田選手も抜けず暫定3番手となった。
昨年から度々ポル選手に及ばなかった悔しさを口に出していた中須賀選手。
セクター1はマイナス表示。夢の5秒台への期待がかかる。
デグナーでリアがスライドしてセクター2はプラス表示。
今年もポル選手のタイムを抜く事は出来なかった。来季からMotoGPでKTMファクトリーに移籍するポル選手。もう鈴鹿8耐を走ることは無いかもしれないのでリベンジはできない。
津田選手も中須賀選手もセクター2で手こずってしまった。すべてをまとめ上げたポル選手。やっぱり現役MotoGPライダーは凄い! ヤマハもロレンソ選手が抜けたら彼をファクトリーチームに上げてやらなきゃいけなかった。逆にこれだけの力量がありながらファクトリーに昇格させてもらえないほどMotoGPはレベルが高いのか?―と思わされる。
鳥肌が収まらないほど白熱したTOP10トライアルだった。
その後はトークショーが2つあってバイクで会いたいパレードに始まる前夜祭に突入。
無料参加できるナイト・ピットウォークがあって1日が終了した。
もう、今から来年の8耐が楽しみでならない。
決勝はBS12観戦だ。いよいよスタートが切られる。