一貴&可夢偉 F1ドライバーコンビ来場! GAZOOカラーお披露目トヨタTS040
トヨタくま吉と記念撮影する小林可夢偉選手と中嶋一貴選手
大阪オートメッセに出展するGAZOO Racing。昨年はトークショーのスケジュールをHPに掲載してくれていたのだが、今年は掲載されていなかった。
当日、ブースに寄ったのだがスケジュールが確認できなかった。
メインステージでのスーパーGTトークショーを見終えた後、再度GAZOO Racingブースに寄ってみるとステージ前に人が集まっていた。レクサスの大嶋和也選手の写真を撮っていた女性ファンがいたので「大嶋選手が来られるのだろうか?」「それにしてもどこで情報を得ていたのだろう?」とスタッフにスケジュールがあるのかを聞いてみた。
すると「トヨタの受付に出てます」との事だったのですぐさま行ってみた。「うわっ! マジ!?」そこで思わず声を上げてしまった。
現役日本人ドライバーで人気を二分する中嶋一貴選手、小林可夢偉選手の元F1ドライバー2人のトークショーが行われるからだ。しかもこれからすぐに。
東京オートサロンで行われた2人のトークショー。だがそれは日本の首都でのイベント。「大阪でもやって欲しいな」と思いつつも現実的には無理だろうな―と決めつけていた。
今年のGAZOO Racingはその夢を実現してくれた。
「今日―土曜日に来られて良かった!!」そしてタイミング良くスケジュールを知ることができて良かった。
トークショーでの中嶋一貴選手と小林可夢偉選手
時間的にステージ控室に2人が入っているかどうかギリギリのところ。
念のためにトークショー開始まで入り待ちをすることにした。
この日に両選手が来られる事は全く知らなかった―のだが、トークショー出演選手の写真をプリントする時に「ファン感謝デー用に」と可夢偉選手と一貴選手の写真もプリントしていた。しかも持って来ていたのだ。
自分で自分を褒めるファインプレーだった。
しばらく待っていると両選手が会場入り。
サーキットでは行列ができて恐ろしい競争率の2人だが、今回は競争率「0」で写真にサインを入れて頂く事に成功した。
両選手ありがとうございます!! 嬉しくて手が震えてままならない状態に陥ってしまったほどだ。
2015JAF GPの写真に入れて頂いた中嶋一貴選手のサイン
2015JAF GPの写真に入れて頂いた小林可夢偉選手のサイン
2016年TOYOTA GAZOO RacingのワークスカラーとなったTS040
車両自体は2015年のWECを戦ったものだが、2016年TOYOTA GAZOO Racingのワークスカラーに塗り替えられたトヨタTS040。
昨年までの白/青からイメージが一新された。
一般お披露目が大阪でというのも今までには無かったことだ。嬉しい。
「WECトークショー」と題して一貴&可夢偉選手のトークチョーが行われた。
司会のお姉さんも可夢偉選手の関西弁(尼崎)に誘導されて、後半はほとんど関西弁で喋っていた(笑)。お姉さんも関西の方だったんだな。
「皆さんル・マン24時間レースとか『大変だ』と思うでしょ?でも『30時間耐久テスト』っていうのを何度もやってるんですよ」と可夢偉選手。
ドライバーもスタッフも30時間連続でマシンを走らせる過酷なテストなのだそうだ。
「前なんかドライバー1人が病欠で、5人で6人分走りましたよ」と。
「そこまでやっても本番で壊れる時は壊れるんですよ」とポール・ポジションを獲りながらもリタイアした2014年ル・マンを振りかえる一貴選手。
「マシンに備えてあった携帯電話でチームに連絡入れても誰も出ないんですよ」
「携帯の意味無いな」とツッコむ可夢偉選手。
「2~3人に電話してようやく繋がったんですから(笑)」と続けた。
「ハイブリッド・エンジンってエコだけど遅いってイメージあるでしょ? 僕は逆にハイブリッドの方が速いと思うんですよ」と可夢偉選手。
「ル・マンのコースは一般道使ってるんでマシンが凄く跳ねる場所があるんです。そこで腰や首を痛めちゃうんです。背中を血だらけにしていたドライバーもいました」と一貴選手。
ル・マンやマシン開発の話で盛り上がったトークショーだった。
今年は可夢偉選手が世界選手権に復帰する姿も見られる。トヨタのWECでの活躍が楽しみだ。
ステージ裏では「クルまっちょ」イベントに使われていたタイヤ・バーベルを持ち上げるお遊びも
夢のトークショーを大阪で実現させてくれたGAZOO Racingにも感謝。