マルティニ・ロータス80は“腹”が大事 スパーク1/43
'78年にチャンピオンを獲得したJPSロータス79の後を継ぎ、究極のウイングカーを目指したマルティニ・ロータス80。
突き詰め過ぎてセッティングが難しいマシンとなってしまい“失敗作の烙印”を押されてしまった。
例え失敗作であっても、ドルフィンはグラウンドエフェクトを突き詰めたロータス80が好きだ。
スパークから1/43ミニカーの発売アナウンスがあった時から予約注文していた。
ミニカーが届いてすぐに行ったのは―
ロータス80の“腹”を見ることだった。
ふだんドルフィンはミニカーを台座から外す事など滅多にしない。
だが、ロータス80に限っては「雑誌に掲載されていた構造図通りの作りになっているか」「絵ではなく、三次元で見たい」―という気持ちが強かった。
薄地のゴム手袋をはめてミニカーを台座から外す。
ロータス80の裏側は、果たして構造図どおりの作りになっていた。感激だなぁ(加山雄三調で)。
リアウイングまで一体化しているエアトンネル。ウイング翼端板の下までスカートで固めている
この時代に底部までフルカウリングして脇をスカートでガッチガチに固めているマシンなど、ブラバムBT46Bファンカーくらいだろう。
あ、先日「ドルフィンの変わりF1好きはロータス80から」と書いたが、先にブラバムBT46Bがあったか!
ウイング構造のための底部カウリングから伸びたサスペンションの感じもイイ。
サイドポンツーンだけで終わっていた底部ウイング構造を、ロータス80ではマシン最後部まで伸ばしている。
そしてノーズも―

幅広いノーズの下もウイング構造に
先端が細くなっている通常ウイングカーと異なり、ロータス80のノーズは異様に幅広い。これはノーズ底部もウイング構造にしてダウンフォースを得る仕組みになっているからだ。
裏返すと、ノーズ底部から跳ねあがってフラップを得てエアがマシン上部に逃げる構造が良く分かる。
ロータス80発表会では左右のウイングは無かった。フラップだけでダウンフォースの調整をしようと考えていたからだ。だがそれは予定通りに働かなかった。
現在のLMPカーやスーパーGTのマシンなどは、ノーズ下部から空気を取り入れてウイング構造を得てマシン上部あるいはフロントタイヤ後部にエアを逃がしてダウンフォースを得ている。
基本的にはロータス80のノーズ構造と似ている。
マリオが乗ってます
ロータス78、90のミニカーは持っているが、マリオ・アンドレッティ選手のフィギャが乗っているミニカーは初めて。
JPSだったヘルメットの文字もマルティニに変わっている。レーシングスーツのマルティニカラーが細かい。
ロニーも乗ってます
'78年シーズン末、イタリアGPの事故で他界したロータスのドライバーだったロニー・ピーターソン選手。
彼も生きていたら乗っていたかもしれないロータス80。ロニー選手のトレードマークをマシンに描き込むとはロータスも粋なことをしていますな。
ロータス79の大活躍により、マルティニ、エセックス、チソットと大スポンサーが付き、潤った財力を投じて作り上げたロータス80。モノコックだけはロータス81に流用されたとか。
現在でも2台現存するらしいので、是非とも見てみたいものだ。





