現代の技術で蘇った往年の名車 シェルビー・コブラ・デイトナクーペ
2014年4月に開催された紀伊半島を巡るクラシックカー・ラリー「ラ・フェスタ・プリマヴェラ」。
大阪でのチェックポイントである大阪市役所で観戦していたところ、参加車ではない車が爆音とともに走ってきた。瞬間的にシャッターを切った。
運転席から「ラ・フェスタ・プリマヴェラ」の旗が振られている。追っかけ観戦しているのだろうか?
近年のマシンではなく、クラシックなスタイル。レース風ゼッケンを付けている。正体は分からないが格好良かった。
当ブログで紹介したところ教えて下さる方がいて正体が判明した。
シェルビー・コブラ・デイトナクーペ。
'60年代にデイトナ2000㌔で優勝したシェルビー・デイトナを現代の技術を投入して9台のみ再販した公式車。公道仕様車はそのうち3台のみ。
日本には2台しかないという超々希少車。
写真の車にはキャロル・シェルビー氏のサインと、さらにはこの車の大ファンである岩城滉一氏のサインも入っているそうだ。
これだけの車なのだから、いずれNCCR等のクラシックカーイベントに参加してくれるだろうと期待していた。
2014年末のNCCR御堂筋イルミネーションにエントリーしてきたので、じっくりと見るのを楽しみにしていたのだった。
長いノーズから大きく膨らんだリアのオーバーフェンダーまで流れるような曲線。ブルーの塗装がとても綺麗だ。
ステアリングは木製らしい。スペアタイヤがリアに積まれている。
レーシング関係のステッカーが貼られているが、経年劣化した場合にステッカーの予備もセットになっているのだろうか?
コブラ・デイトナクーペのカッコ良さに魅かれて京商1/43ミニカーを入手した。
京商1/64「USAスポーツカー コレクション 2」でもラインナップされているが、ゼッケンは付いていないし細かいディティールが「なんとなく違う」気がした。
ドルフィンが廉価版以外で1/43スケールの市販車ミニカーを購入するなど「西部警察」シリーズを除けば初めてではないだろうか。しかもアメ車だ!
外装はもちろんのこと、コクピット内まで細かく再現してくれていて、実車の雰囲気が良く伝わってくる。
助手席の足元には消火器までしつらえてある。ウインドウのピラーに付いているバイザー(?)みたいなものまでも作られている。
木製ハンドルやスペアタイヤも再現されている