順当すぎるF1日本GP予選&金曜日のサーキット
先ずは金曜日から―
台風の接近で、天気予報では午後の降水確率が高かった―はずだったのだが、昼間は夏を思わせるような強い日差し。
午前中のフリー走行では赤旗が出ることなく淡々と終了した。
ヘアピンのようなコースに近い場所で観ていたのにも関わらず、マシンのサウンドが全然腹に響いてこない。
デグナーを回って来るまでパワーユニット音が聞こえてこない。なんじゃこりゃ?
単に音が静かになっただけではない。午後に観戦していた逆バンク近くでは、S字を抜けてくる時はまるで“負け犬の鳴き声”のような奇妙な音を出しているのだ。「キューン、キューン」と鳴るなんて、リン・ミンメイか?―と突っ込みたくなる。
音だけでもめちゃくちゃフラストレーションがたまる。エコ・エンジンではあるが評判悪いはずだ。
さすがにF1は金曜日からお客さんが多い。国内最大人気を誇るスーパーGTでさえ比べ物にならない。
それでも今年は少ないような気がする。可夢偉選手が参戦するも下位チームでポイント争いにならない事も要因だろう。
観戦マナーはUPしているように感じる。
午後のセッション終了間際にポツリポツリと雨粒が落ちはしたが、スリックで走って影響は無い。
佐藤琢磨選手のトークショー前に大粒の雨が落ちてきたが、すぐに止んだ。
夕方になっても気温は下がらず、暑い一日だった。
ポール・ポジション
ニコ・ロズベルグ/メルセデス W05
鈴鹿で初ポールらしい。
2番手
チャンピオン争いをしている2人がフロントロウ独占。
最終戦ではないので1コーナーでドッカンとか、シケインでガッシャンは無いだろう。
金曜日のフリー走行からメルセデス勢は、他チームとは別次元と思えるほどコーナーでも安定した走りだった。
3番手
バルテリ・ボッタス/ウィリアムズ FW36
4番手
金曜日午前のフリー走行、最初の周では観客席に向かって手を振ってくれたマッサ選手。
フリー走行からメルセデス勢に次いで調子良かったのがウイリアムズ勢。セカンドロウに並んだのも“順当”だ。
5番手
フリー走行では“曲がりにくい”感じだったので、フェラーリはレッドブルの後ろになるかと予想していたが、5番手につけるとは流石はアロンソ選手。
あれだけ走りにくそうなマシンで上位に食い込むとは往年のケケ・ロズベルグ選手のようだ。
来季アロンソ選手のマクラーレン/ホンダへの移籍が発表された。日本人としてはホンダのチームにアロンソ選手が来てくれることは嬉しい事だ。
一時期圧倒的勝利を記録した組み合わせだが、現状のマクラーレンと第三期のホンダを考えると初年度からの活躍は難しいように思える。3度目のチャンピオン獲得を棒に振ってまで移籍したのには魅力的な内容があったからだろうか? それとも来年のチーム展望が良かったのだろうか?
6番手