デイトナ優勝の栄光 ニッサン91CP 日産ヘリテージコレクションとミニカー11
エブロ1/43ミニカー ニッサンR91CPデイトナ24時間優勝車
近年は京商1/64「NISSAN レーシングカーコレクション」はじめ色々なメーカーから発売されているが、チョット前まではエブロが1/43ミニカーを発売されてから絶版状態だった。
その中で静岡ホビーショーの物販ブースで逆輸入品を発見。箱が汚れているからという理由で格安で売られていた。これは買わずにはおられない。
ミニカーを集め始めた時から入手したい1台だった。
ニッサンR91CP #23 '92年デイトナ24時間レース総合優勝車両 1991年
日産の自社製マシンにより1992年のデイトナ24時間レースで長谷見昌弘/星野一義/鈴木利男組が日本人・日本車として初の総合優勝を飾った。
―マシン解説ではこう書かれるのが常だが、第4ドライバーとしてアンデルス・オロフソン選手がいたことを忘れてはならない。
エントリーされていてマシンに名を刻んではいたが、走行する事はなかった。これは日産が「日本人ドライバーによる日本車の優勝」が可能になった時点で外されたのではないかと邪推する。
ドルフィンも社会人ソフトボールの大会で会社は2位になったものの自分だけが試合に出されなかった経験があるので、オロフソン選手の複雑な心境が少し分かる。オロフソン選手はプロとしての心構えがあっただろうが…。
ニッサン91CPはデイトナ優勝直後の東京オートサロンでお披露目された時に見て写真に撮った。
―のだが、柵があったり狭かったりして良い写真が撮れていなかった。しかもフィルム撮影である。
以来、91CPを見る機会は無かったので、ヘリテージコレクションで再会できるのを楽しみにしていた。いくら展示マシンに入れ替えがあるとは言っても、この栄光のマシンはイベント出張が無い限り外したりはしないだろう。
同じく展示されていたR390 GT1にもそうだったが、ノーズ先端部分に変色が見られた。傷防止のための措置が劣化したような感じだ。当然、昔に見た時にはこのような変色は無かった。
日産のGr.Cカー成熟期にあったマシンだけあって、スタイルもカッコイイ。現代のル・マンで走るLMPマシンに比べてもシンプルで美しく感じる。
隣のマシンとの間隔が狭かったりして後ろに回り込むのにも神経を使ったが、こうして再び見ることができて良かった。
長谷見選手曰く「オロフソンは間違いなく最高のパートナーだった」
マシンボディからオロフソン選手の名前を外さなかったのは、日産のせめてもの良心か?
サイドウインドウ自体が湾曲しているため(さすがCカー)光の反射でコクピットが見えにくかった。
雨で外国勢がリタイアし、全日本選手権と化したWECinJapanを除けば、国際BIGレースで日産が優勝した唯一のマシン。日産の宝であり日本モータースポーツ史にもその名を残す名車だ。

