ロッテラー選手F1デビュー 可夢偉チラシ寿司を楽しく食べられるのか?
F1ベルギーGPでアンドレ・ロッテラー選手がケータハムからデビューした。
フォーミュラ・ニッポン&スーパーGTという全日本レース最高峰のタイトルを獲っているだけではなく、ル・マン24時間とWECのチャンピオンにも輝いている。
F1本戦デビューには申し分ない、いや、遅すぎるくらいである。
日本を活動の拠点にしているロッテラー選手。本来なら「日本レース出身者がF1ドライバーになる」事は喜ばしいのだが…。
そう、デビューが小林可夢偉選手のシートを奪った形になってしまったのが複雑な気持ちだ。日本のレースファンは皆そんな気持ちではないだろうか?
決勝ではマシントラブルにより2周でリタイア。スポンサーを持ち込んでたった2周で終わりとは、高い代償となり苦いデビューとなってしまった。
A・ロッテラー選手とサイン
気になるのは「日本GPでも走るのでは?」と報じているところもある。
ファンだけではなく、鈴鹿サーキット側も顔面蒼白ではないだろうか? 何せ「可夢偉応援シート」や「可夢偉チラシ寿司」も発売。これで当の本人が走らなかったらどうするのか?
ドルフィンは金曜日のみの観戦だが、可夢偉チラシ寿司はしっかり予約購入している。
料金の割に量が少ないフードコートの料理よりは、多少値が張っても充分美味しく量がある方が良いだろうと、友人と相談して決めたのだ。可夢偉選手のゼッケンNp入り風呂敷や重箱が付くのだから悪くは無い。
この弁当を可夢偉選手の走りを観た後で、気持ちよく食べたい!(当然、マシンが走っている間は写真撮ったり観たりする方に専念しますよ)
昼休みに「いやあ、可夢偉、初っ端いきなりコースインしてファンサービスしてくれたね」「午後からはフルタンクテストかな?」とかお喋りしながら食べたいじゃないのさ!
可夢偉選手が今シーズン、苦しむだろうとは開幕前から分かっていた事。
雑誌等では売れ行きを良くするために「チャンピオンチームと同じルノーエンジン使用」とか「トヨタの風洞で開発」とか良い材料をそろえてファンを盛り上げていた。
でもドルフィンは「ルノーのエンジンでもレッドブルと同じスペックで最高の技術者がメンテするとは限らない」と思っていたし、BIGスポンサーが無いチームがいきなり好成績を挙げられるとは思っていなかった。
スポンサーを持ち込んでいるマーカス・エリクソン選手は成績に関係なく、シートは安泰。可夢偉選手はいつ降ろされても仕方ない状態にあるだろうと友人と話していた。
あ、ここで「蓋開けてからは何とでも言える」とかは言いっこなし。
モータースポーツジャーナリストの大御所・今宮純氏など、しょっちゅうレースが終わった後に雑誌で「僕は最初からこう思っていた」とか「もし○○だったら」とか禁則を平気の「ヘ」で使っている。しかも高額ギャランティーを貰って。
「僕はこう予言する」と書いていても、予言の結果には一切責任を持たない…。
だから、ドシロウトが言う分には一向に構わないでしょう。いやいや、本当にそう思っていましたよ。
BSフジのF1放送でもテンションが低い口調で何かと言えば「イヤ、○○」と他人のコメントの否定から始める川合一仁氏という大御所もいる。
実況アナウンサーが必死にレースを盛り上げようとしているのに「このタイムじゃ追いつけない」「ピットインが残ってるから実際は○位」とか、先を予測して言ってしまう。それは内輪の飲み会でやっとけって。
どのスポーツに途中で結果を断定する解説者がいるか? 野球で10-0であっても「もう追いつけませんね」なんて言う解説者がいるか? 関西では阪神がいくらボロ負けしていても「まだイケる!」言うとるで!(あ、例えが悪かったかな…?)
―んでもって、結局追いつけそうなると「これはイケますね」なんてアッサリ掌を返す始末。
お金もらってる仕事なのだから、スポーツの解説ということを忘れないで欲しいな。彼が解説の時はめっちゃテンション下がるわ。
あー、後半は愚痴になってしまったか…。