走る実験室そのもののF1マシン ホンダRA302 トミカリミテッド | CLUB24-にいよんー

走る実験室そのもののF1マシン ホンダRA302 トミカリミテッド

まだまだ!ミニカーのビギナー+α

 「走る実験室」という有名な言葉がある。ホンダが初めてF1に挑戦した時に使っていたものだ。
 世界最高の自動車競技で鎬(しのぎ)を削る事によって技術が高まるというのだ。
 そうして二輪メーカーだった弱小企業が四輪事業を成功に導いていった―ホンダ伝説は社員だけでなく、広く“ホンダのファン”を作り上げたのだった。
ホンダF1-2


 第一期F1参戦期、最後のマシンが1968年のホンダRA302
 レーシングカーでは“ありえない”3000cc空冷エンジンを搭載。車体中央のドライバーのシートや近距離テレメータ、梁でエンジンを吊るす独特の搭載方法といった新しいもの尽くしのマシン
 チームの内部分裂(?)により、問題点を解決せずに実戦投入を焦ったあまりにジョー・シュレッサー選手が帰らぬ人となった。

ホンダF1-3

 「ホンダF1」として今までに従来版トミカのロングセラー商品であり、数年前に発売されたコンビニ・トミカ「HONDAレーシング・コレクション」のラインナップに含まれていた。
 ミニカーを集め始めた当初、大手スーパー「Y」のおもちゃ売り場でトミカのスーパーカーとともに売られているのを発見。
 しかし“葉巻型F1には思い入れが無い”ので購入しなかった。
 もちろん「HONDAレーシング」で従来版よりも高い値段で購入するなどもってのほかだ。
 しかも同シリーズにランナップされていたNSX GTテストカーに比べて重量が軽過ぎて割高感もあった。
ホンダF1-4

 装いも新たにトミカリミテッドとして販売された。最初は買う気「0」だったのだが、見てみるとスポンサーロゴやエンジンヘッドの着色、専用ホイールに加えてタイヤに「ファイヤストン」のマーキングまで入っている凝りようだったので「これならば観賞に耐えうる」と購入に至ったのだ。
 空冷エンジンのためにラジエーターの必要性が無く、ノーズに大きな穴が無いのがデザイン的な特徴。
 綺麗なウエッジ・タイプのボディ形状がトミカ化された要因かもしれない。

 

'83年頃、JAF鈴鹿GPの事前テストを観に鈴鹿サーキットに行った時、企画展で展示されていた実車を見た。
 遊園地のメインゲートをくぐってすぐ右手にあった建物だったと記憶する。現在は三重県食品お土産販売店があるあたりだろうか…。
 FJ1600やラルト・ホンダF3、鈴鹿8耐で走ったバイクが展示されていた中にRA302もあった。


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