大阪・せんば自由軒の「インディアンカレー」~どてらい男
大阪・本町(ほんまち)の船場センタービル9号館地下にある「せんば自由軒」に久しぶりに行ってみた。
作家・織田作之助の小説「夫婦善哉」でも描かれている「名物インディアンカレー」を注文。
牛スジがたっぷり入ったカレーとライスを炒め混ぜている。「チャーハン」ほどパラリとせず、しっとりとしている。
中央部に生タマゴが乗せられていて、出された時に「ソースをかけてどうぞ」と 勧められる。
辛味が強いカレーで、タマゴを混ぜるとマイルドになる。
テーブルにあるウスターソースをかけると、ソースの甘味によってカレーの味が引き立つ。
インディアンカレーを食べながら頭の中にドラマ『どてらい男(やつ)』の主題歌が「おっとこ 歩けば…」とヘビーローテーションされる。主人公・山下猛造を演じる西郷輝彦さんが歌っている。
『どてらい男』の舞台となっている立売堀(いたちぼり)と船場(せんば)は地下鉄・本町駅の界隈で、地元衆ではないドルフィンとしては“ほぼ同じ場所”なのだ。
母が『どてらい男』が好きで一緒に見ていた。特に戦中に捕虜になっている時が、苦しい状況の中で商売を進めていくグイグイ感が面白かった。
「戦後編」になって妙に不幸ばかりが続いて、子ども心に「不幸を続けなくては“逆境”を作れないのか」と嫌気がさして見なくなったのだった。
―そんな思い出も噛みしめながらインディアンカレーを食べるたのだった。
