ケン・アカバと闘ったピーターソンのタイレルP34―なのだが… 京商ティレルF1
村上もとか氏の漫画『赤いペガサス』のモナコGP編で、ケン・アカバとポール・ポジション争いをし、決勝でも激しいバトルを展開したのがロニー・ピーターソン選手のタイレルP34だった。
予選フロントロウをほぼ手中にしたピーターソン選手とブラバムのジョン・ワトソン選手。マシン温存していたが、モナコ攻略法を掴んだケンとSVEチームにポールを奪われてしまう。
決勝でもケンを激しく追い詰めるのだった。
『赤いペガサス』で最も好きなエピソードがモナコGPだ。ニューマシン・SV01改の投入やデザイナーのトム・カサハラとマスコット的存在のキャンディ・ウッドロングが登場する。モナコらしい華やかさがあり、それまでちょっと暗い部分があった『赤ペ』の転機になる話だ。
新チームであるが故に“経験データ”の不足をホンダの中村良夫氏に聞いて補うくだりは涙が出てしまう。
モナコGPを観戦に行ったら絶対に早起きして「サンドイッチ片手にコースを散歩する」と思っていたのだった。結局モナコに行く事は無かったが…。
京商1/64ミニカー「ティレルF1」の模型横からの写真を見ると、ラインナップされたタイレルP34 '77年型が2種類あった。エンジンまでフルカウリングされているはずの'77年型にエンジンが露出しているタイプがあったとは知らなかった。
実際にミニカーを引き当ててみると「あれ?」と違和感を感じた。付属カードを見て判明。'76年型を'77年カラーにしてモナコGPに出走したらしいのだ。
『赤いペガサス』でケンと闘ったマシンとは異なっていたのだ。
こんなレアなモデルこそシークレットにすべきではないか? その代わりに'80年代のCandyやベネトン・カラーのマシンを加えて欲しかった。
シークレットと言えば、'76年P34に「たいれる」を入れた仕様をシークレットにしたら2台もシークレットができて、日本GP仕様として人気があるから京商さん「ウハウハ」状態になっていたもを…。
もし、やられていたらドルフィンも血眼になっていたかもしれない。危ない危ない。
田宮模型本社にある'76年型タイレルP34
ファースト・ナショナル銀行がスポンサーに付いた白/青のカラーは、青一色よりも爽やかな感じがして好きだ。青一色は重たくて野暮ったい気がするのだ。
