『ラッシュ/プライドと友情』公開直前 フェラーリ312T2/N・ラウダ車 フェラコレ1/43

ニキ・ラウダ選手+フェラーリ312T2は、ドルフィンの「レーシング」の中では別格の存在だ。
'76年F1inJAPANで目の前で世界チャンピオン争いをし、初めて名前を覚えたドライバーとマシンだからだ。
その時からドルフィンにとってジェームス・ハント選手と双璧を成すドライバーの頂点であり、後世に記録を塗り替える幾多のドライバーが出現しようとも変わらぬ偉大な存在であり続けている。
引退後の航空会社が失敗しようとも、女性F1ドライバー、ジョバンナ・アマーティとの交際が発覚しようとも、歳とって太ろうとも「ラウダはラウダ」である。
―という訳で312T2はフェラーリF1の中で一番好きなモデルだ。
マシンデザイン、カラーリング…どれをとっても「カッコイイ」の一言に尽きる。
こんな写真ですが'76年F1inJAPANでのラウダ選手
公開される映画『ラッシュ/プライドと友情』では大好きな2人が主人公とあって、製作決定情報が流れてからとても楽しみにしていた。
F1に興味を持ち始めた頃、知る事全てが新鮮だったから心に強く残っているのかもしれない。
ほとんどのドライバーが優勝圏内にあった激戦時代のチャンピオンだからこそ、その速さや強さが際立っている。
レーシングカーは「空力」が重要と言われるが、ウイングカー全盛期になるまでF1マシンの後部は露出していて、子供心にも「空気が乱れるのでは?」と感じていた。
その中で312T2はフルカバーであり、コックピットダイドからエンジンルームへエアを導入する巨大NACAダクトのデザインがカッコ良く“高級感”というか“お金かけてる感”がしていた。
漫画『赤いペガサス』で、チームSVE最初のF1・SV007は312T2を大いに意識したマシンだった。
手前から―缶コーヒー付き1/72、京商1/64、フェラーリ・コレクション1/43の312T2
312T2は「公式F1」以前に「フェラーリ・コレクション<」No27で入手。「1車種1台」のミニカーコレクションの掟ながら京商1/64モデルと缶コーヒー付属1/72モデルも入手してしまった。どれもがラウダ選手のフィギャが乗っていないのが残念だ。
スケールが違えば違ったなりの良さがある事に気付き(←半分言い訳)、好きな車は数台そろえてしまう事になってしまっているのが現状だ。
1/46スケールはサイドミラーが付いていたり、風防にクリアパーツを使っていたり、ブレーキダクトやエキパイの着色等の緻密さがある。
前後ウイングの艶のあるアルミ感は京商「フェラーリF1・Ⅰ」の方がリアリティ。フェラ・コレや京商「Ⅱ」以降はザラザラとした銀塗装になってしまって、実車の特徴が生かせないでいる。
初めてレースを、初めてF1を見た日の事をしみじみと思い出す。
大雨で大変だったとか、大渋滞でバスやタクシーが全然動かなかったから御殿場駅からFISCOまで歩いてしまったとか…。
レース終盤に雨が上がり、富士のストレートはじまり辺りの土手から1コーナー側を見た時、奥の山々に山霧がかかった状態になった。そこに向かって走り行く紅白のマクラーレンM23。このシーンは今でも心に焼き付いている。
―あ、ラウダ選手はすでにリタイアしていなかったか…。

