レースの醍醐味を魅せてくれた 小林可夢偉ザウバーC29日本GP仕様
小林可夢偉選手の走りを初めて見たのは2010年のF1日本GPだった。「“鈴鹿慣れ”したドライバーとは異なるラインをとっているな」と感じた。シーズン中、幾度となく追い越しシーンを見せてくれたので「ヨーロッパで揉まれた選手は違うな」とも。
決勝レースではガンガン追い越しをかけた走りは、TVの画面から現地の興奮がバンバン伝わってきた。
母国GPで入賞した日本人ドライバーはいたが「これぞレーシングの醍醐味」とばかりに激しい走りを見せた選手はかつていなかった。
スパークから小林選手の1/43スケール、ザウバーC29日本GP仕様が発売されると報じられた時「これは手元に置いておかねば!」と思い、早々に予約した。
マシンはスポンサーも少なく閑散としたボディカラー、入賞はしたが一昔前なら「あと一歩及ばず」の7位だった。成績やマシンの美しさから見れば“普通のレース車”だ。
しかし、日本GP仕様のザウバーC29は違う。 「モータースポーツの興奮を再確認」させてくれたマシン。コレクションに加えたいという欲求にかられたのだ。
この時「後々『ヘアピンでの追い越しの際に接触して破損した状態のモデル』も出るかもしれないな」―と思っていたが、まさか本当に出してくるとは! しかも日本GP会場限定として。
前日から並んでいる転売目的の輩の前には当然のように撃沈。
ステアリングにはメーターやボタン類が
スパークのドライバー付きモデルは初めての入手。可夢偉選手のフィギャは細かく作られいる。ヘルメット本体とバイザーが別パーツになっていて、ドライバーの素面がで作られているのには驚いた。
白/金に変えられた可夢偉選手の日本GP限定ヘルメットも細かく色分けされている。頭頂部の日の丸に浮かぶ「可夢偉」のロゴまでシッカリと見えるのだ。
近代F1マシンの特徴でもある「ステアリングのボタン類」もデカールで表現している。
ブリヂストン・タイヤとしても最後のF1マシン。しっかりとタイヤにBSのロゴが入るのでメモリアル的な意味合いもあるミニカーだ。
フロントウイングやサイドポンツーン前の付加パーツは厚めの樹脂材で作られている。「ミニカーだからまあこんなもんか」と思えるのだが、リアウイングの翼端板は恐ろしいほどに薄い! さらにはスリットまで開けられているのだ。
これを見せられてしまうと「フロントウイングをこの薄さでできなかったものか?」と思ってしまうのは“欲”なのだろうか?
フロントウイングは付加パーツが多いので、前傾状態になっている“吊り下げ部”にかなりの重量がかかっているのは一目瞭然。製造上の苦労が伺える。



