隔週刊ラリーカーコレクションVol.5が出ているがCM'Sトヨタ・セリカGT FOUR
店頭には「隔週刊ラリーカーコレクション Vol.5」トヨタ・セリカGT FOUR(5代目T180型・1990)が並んでいる。
トヨタ・ドライバーとしてファンを魅了させたカルロス・サインツ選手が初優勝したマシンだ。
しかし、この紅白のマシンは今一つカラーリングのカッコ良さに欠けるのだ。翌'91年の“頬が赤い”カラーリングも同様だ。特にこの“頬赤”マシンを見ると『仮面ライダー』新1号編の怪人・エレキボタルを連想してしまうのだ。
現代ならこのようなベタなカラーリングには絶対ならないはずだ。
セリカGT FOURのミニカーはCM'Sラリーカー・コレクションの「トヨタ・ラリーカー・シリーズ」のカストロール・カラーになったモンテカルロ・ラリー仕様(1993)から持っている。
カストロールの曲線カラーはもとより、モンテの車検ステッカーまでウインドウに貼れている細かさ。車内はロールバーやシートベルトも着色されている。
造形に“やる気”が見られる商品だ。
F1日本GP開催時に駐車場で見た6代目T200型GT FOUR WRCレプリカ車
セリカGT FOURと言えばもう一つ挙げられるのが原田知世さん主演の映画『私をスキーに連れてって』だ。ラリーを知らなくてもこの映画でGT FOURを欲しくなった人は多かったはずだ。
ドルフィン世代にとって『―連れてって』は“憧れ”の世界だ。
ユーミンを聴きながら車でスキー場に行き、仲間内とはトランシーバーで連絡を取る…。全てをマネできなくても“似た世界観”を実体験できた。
今観ても面白い映画だ。リアルタイムではない若い世代の方にとってはどう見えるのだろう? バブルっぽさプンプンで太い眉と肩パットが笑えるかもしれない。
それは自分たちが親や伯父叔母が熱狂した石原裕次郎さんや加山雄三さんの映画を見て「それはヘン!」と感じるのと同じかもしれない。
『天国に一番近い島』の試写会時に撮影した写真と頂いたサイン