日本人の夢・オールジャパンF1チーム スーパーアグリSA06 ホンダF1復帰記念
漫画やアニメでは当たり前のように存在するが、現実には実現しえなかった日本人レースファンの夢・オールジャパンF1チーム。
自動車生産大国でありながらモータースポーツにおいては弱小ニッポン。
その歴史の中でシャシー、エンジン、タイヤ、ドライバーが日本国籍の快挙を成しえたのがスーパーアグリF1チームだ。
ワークス・チーム全盛期にあってプライベート・チームでは参戦資金に乏しく参戦期間は短かったが、その困難に立ち向かった偉業は素晴らしい。F1が“夢を売る興行”ものならば、スーパーアグリは日本人ファンに夢を見させてくれた。
V8エンジンを供給していたホンダ、タイヤもBSが参戦していた時期だけに今後訪れる事は無い“好機”であった。
'06年日本GPでの佐藤琢磨選手/SA06
大阪に引っ越していた事、鈴鹿サーキットでのF1開催が最後になる事(当時)、M・シューマッハが引退する事等があり、6年ぶりに土曜日だけ観に行ったF1日本GP。そこで見たスーパーアグリSA06 佐藤琢磨車のミニチャンプス1/43ミニカーを入手。
'06年は望遠レンズの一眼レフを持って行くほどの意欲は無く、デジタルビデオだけ持って録画。写真はコマから抜き取っていたので粗い。
やっぱり、写真撮りながら観戦した方が面白い。
スーパーアグリはメインスポンサーが無く、小口スポンサーのロゴがボディのあちらこちらに貼られているので、ミニカーのデカール貼りも容易ではなかったはず。
佐藤選手のフィギヤはシートベルトが蛇行していたり中央の止め具に接続されていなかったりと“手抜き”塗装の感が強いが、ヘルメットは細かく再現されている。
成績はともあれ日本人の夢を具現化したスーパーアグリF1のミニカーは偉業を称えて持っていたいものだ。