マックイーンの「栄光のル・マン」を見た 凄い映画だった
首を傷めたので休日は家でカウチポテトをしている。
大手レンタル店「T」が旧作100円だったので、かねてよりタイミングを見計らっていたスティーブ・マックイーン主演映画『栄光のル・マン』を借りてきた。
'70年後半にTV放送したのを1回見た記憶がある。
当時は“昔のレース”に関してF1くらいしか知っているカテゴリーは無かったので、映画に登場しているポルシェ917やライバルのフェラーリ512に感情移入ができなかった。加えてセリフが少なく人物関係が良く分からなかったのであまり面白くなかった。
何故、一度リタイアしたのに再度走れるのかも…。
その後雑誌を見たり、近年はミニカーコレクションの影響もあって'70年代プロトタイプカーも分かるようになった。
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映画冒頭で映し出されるのは“サーキットの外の様子”。
―テント村が形成される。眠りから覚める人々。洗面したり行列を成すトイレ。静かなル・マン駅に列車が到着し人々が溢れる― これを見てなんだか嬉しくなってしまった。「これって鈴鹿でやってたじゃないか」と。'80年代の鈴鹿8耐からF1で、日本のレースファンもやれたじゃないか!と。
作品途中でも“夜のル・マン遊園地”が映し出される。電飾に輝く仮設遊園地や見世物小屋。さすがにキャンギャル・オンステージは無い(笑)。これらも日本では鈴鹿の名物になっている。初めて8耐を泊まりで観に行った夜を思い出す。
レース一辺倒ではなく、周囲の様子を盛り込んでくれているところにもリアリティが感じられる。
作品製作にあたり1970年のル・マンを徹底撮影(数年前から準備撮影を始めていた)。後に世界耐久王となるデュレック・ベル氏がレース撮影車をドライブしていたそうだ(映像特典のメイキングより)。
本当の映像なのか撮影用映像なのか分からないほどよくできているし、エキストラも多い。
現在のように小型カメラの無い時代にここまでやるとは―と驚かされる。
後に「デイズ・オブ・サンダー」や「ドリヴン」、日本の「F2グランプリ」とレースをテーマにした映画が製作されたが「栄光のル・マン」を超える作品は無かった。
セリフが少なく人間関係が分かり辛いのは大人になってから見ても同じだった。
別れた(?)嫁はんとの微妙な心の位置関係は“大人な関係”だ。近年の映画ではすぐベッドインで解決してしまうところが安直なのだ。
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次は「準新作100円」の時にでも『激走!5000キロ』を借りてくることにしよう。
