おまけと思えぬ精密さ アウディR10TDI サントリーボス アウディコレクション
ディーゼルエンジン車として史上初めてル・マン24時間レースを制したアウディR10TDI。
かつてのGr.6のような2座席オープン・レーシングカーっぽいが、中身はタイヤをカウリングしたF1だ。
もちろん実車は目にしたことは無い。
今年、富士スピードウェイでWEC Japanの名称が復活。LMPマシンが走るそうだが、かつてのGr.Cカーの頃のように「観に行きたい!」と衝動にかられるほどの魅力が感じられない。
かつてのWECは日本でF1が開催されていない時期の唯一の世界選手権でもあったので“重み”が違うのだ。
缶コーヒー、サントリーボス2缶に1台付いてくる“おまけ”のダイキャスト製プルバックカー。
アウディ自体あまり好きなメーカーではない。しかし、レーシングカーとなるとメルセデスと同様、格好良く見えてしまうから不思議だ(GT300のアウディR8しかり)。
今回と同じランナップでも、京商1/64ミニカーシリーズのようにブラインドBOXだとしたら絶対に手は出していない。かつて発売された京商「アウディ」は1台も買っていない。欲しい車種が確実に手に入る状態だったから動いたのだ。
スケールが大きくてミニカーラックのスペースをとてしまうところが難点だ。
―とは言いつつも“おまけ”とは思えぬほどの出来の良さ。これだけコストをかけても尚、利益が上がる缶コーヒーって…。
複雑なボディやウイング形状はもとより、カラーリングやタンポ印刷のロゴもしっかりしている。プルバック機能が無くてもディスプレイ・ミニカーとして十分通用する。
実車を見たくなってしまう力を秘めたミニカーだ。