上下分断ボディがカッコイイ フェラーリ312T4 フェラーリF1コレクション21号
ロータス78~79の活躍によりグランドエフェクトが明るみに出た1979年は、F1参戦各ームがこぞってウイングカーを発表した。
試行錯誤が成されていた時期だったのでフォルムが個性的なマシン達だった。それは車両に塗装が施されていなくてもチームか分かるくらいに。
チームの個性的なマシンは、ほぼワンメイク状態のF2と大きな違いがあり“F1の面白さ”でもあった。
ドライバーにしてみたら移籍したらチームがとんでもないマシンを用意していた―なんて事もあったが、それは今もさほど変わらない。
フェラーリ312T4もフェラーリ初のウイングカーだ。マシン底部のウイング構造を生かすために12気筒レイアウトをコンパクトにする努力の結晶。
サスペンションアーム上から伸びた上部1枚カウルがフォルムの特徴。他チームのようにノーズからコクピットまで直線的にラインが伸びるのではなく、上下を完全に分断している。この“異形”さがカッコイイのだ(変わりF1好き)。
フェラーリF1コレクションのVol.21はワールドチャンピオンを獲得したジョディ・シェクター選手の312T4だ。
アシェットのHPでは「21号以降のラインナップについてはリスト順と異なる場合がございます」とあるので、書店に予約注文していても「直前になったら違うマシンになるかも?」との不安があった。
が、無事T4が出版。HPを早く更新してもらいたいものだ。
T4は312T2と並んで大好きなフェラーリF1。京商1/64ミニカーでは「Ⅰ」だったので発売当時には買う事はできず、後にレンタルケースでビルヌーヴ車をGETした。
しかし、ワールドチャンピオンを獲得したシェクター車が欲しくないはずがない。フェラ・コレでの登場を待ち望んでいたのだ。
フェラ・コレの1/43ミニカーはモナコGP仕様で、リアウイングが前方の低い位置に3本ステーで取り付けられている。
サイドポンツーン上面のエアアウトレットのスリットやサイドスカートの境は単なる“黒線”ではなく凹凸に造形されている。モノコックのアルミ感やメーター類、緊急エアボンベの着色も施されている。
前後ウイングは京商ミニカーでは「Ⅱ」以降失われてしまった銀メッキが施されていて、実車の感じが良く出ている。
逆に京商製では底部ウイング構造まで作られていたものの、フェラ・コレでは台座固定であるからか、費用削減のためかウイング構造にはなっていない。もちろん、後ろから見た時にマシン底部の“跳ね上がり”は無い。せっかくのウイングカーなのに…。
全体的に作りが粗く感じられる。
現代F1は空力が突き詰められていて“見た目”に分かりにくい所に工夫点があるが、ウイングカー時代はパッと見で違いが分かったから面白かったなぁ。
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