武骨さがカッコイイ キング・ケニーのヤマハYZR500
「キング」と呼ばれる偉大なライダー、ケニー・ロバーツ(シニア)氏。利休が茶の湯を完成させたように、ケニー選手もハングオフ・ライディングを完成させた。
数々のライダースタイルを確立させ、名シーンを展開させたキングだが、ドルフィンが2輪レースを観はじめた時には既に引退し“伝説のライダー”となっていた。
実家の裏に2輪暴走族のたまり場があったため、オートバイに対する印象が悪かったのだ。
高校生の頃、時間つぶしに見た雨のMFJ GPレースが面白く、その後「ふたり鷹」「バリバリ伝説」「あいつとララバイ」「ペリカンロード」等バイク漫画の影響もあって、オートバイに対する偏見も無くなった。
'85年の鈴鹿8耐に“伝説のライダー”が参戦するとあって観戦に出かけた。この時がケニー選手の走りを見た最初だった。
小柄な選手が大きな750ccレーサーを軽々と操作する(―ように見えた)姿は、まるで魔術。
一時期現役を離れていたとは思えない圧倒的な速さに驚かされた。
予選終了後にホテルへ戻るケニー選手と遭遇したが、サインはしてもらえなかった。残念。
'85年鈴鹿8耐出場の際、遊園地内で遭遇!
チャンピオンバイク・コレクション11号の付属バイクは、ケニー・ロバーツ選手のヤマハYZR500。
台座に固定されているが、台座文字が見えるバイク左側よりも3本のチャンバーが無造作に突き出ている右側の方が武骨さが出ていてカッコイイ。
ゴールドのホイールが王車の風格を醸し出している。
今年の鈴鹿ファン感謝デーに展示されていた実車で初めて目にした。
黄色地に黒柄のカラーリング=ケニー選手のレーサーというイメージが強い。
'87年、ヤマハのイベントで
鈴鹿8耐に参戦したテック21ヤマハYZF750は、プラモデルにはなっているものの完成品ミニカーにはなっていない。是非とも欲しい思い出の1台だ。

