あと一歩で宙に舞ったマンセル ウイリアムズ11B/ホンダ
年間6勝を挙げたウイリアムズFW11B/ホンダのナイジェル・マンセル。
反面、リタイアも多かったため、同じウイリアムズのN・ピケットと最終戦までチャンピオン争いを展開するハメに。
チャンピオン決定戦は10年ぶりに開催される日本GP・鈴鹿。
土曜日の予選。マンセルのマシンはS字で宙を舞い、スポンサーであるCanonの広告看板に激突したのだった。どこまでスポンサーをアピールする男なのだろう。
衝撃の大きさからマンセルは決勝不出場。2年連続でチャンピオンを目の前にしてとりこぼすことになった。
10年待ち続けた日本GPの開催とあって、初開催サーキットで行われた木曜日1時間だけの完熟走行から観に行った。名古屋からバイクで“日参”していた。
再びF1が観られる事が嬉しくて、一般観戦エリアのほとんどを歩き回った。
直線ではターボ・パワーによりリアウイングが空気を切り裂く“飛行機雲”はインパクトがあった。
マンセルの写真は当然、土曜日までのもの。ドルフィンの友人は日曜の決勝だけ観戦に来たためマンセルの姿を見る事は出来なかった。
アオシマから発売された1/64ミニカー「ウイリアムズF1」。京商が「やってくれるだろう」と期待していただけに、アオシマが出してくれるとのニュースには驚きがあった。
発売延期を繰り返してきたのにも関わらず作りに“安定感”が無いように見受けられる。
その中でもこのFW11B#5は良く出来ている。特にタバコ屋がメインスポンサーではないので、ロゴがフルに描かれているのが良い。リアタイヤ後方のバ○クレー・タバコのロゴは小さいためか自主規制の対象外になっているようだ。
フロントウイングのカーボンは、プラ素材の凹凸による造形ではなく、デカールで表現されている。
タイヤにもしっかりグッドイヤーのロゴが入る。
マンセルのサイン(フェラーリ移籍後に頂いた)
タイヤバーストに泣いたFW11マンセル車 東京モーターショーで
ターボ無制限時代の最後の'86年のマシン、ウイリアムズFW11/ホンダ。ウイリアムズのピケット、マンセル2人とマクラーレンのプロストが最終戦までタイトル争いを展開した。
レースを優位に進めながらも最後の最後にタイヤバーストでプロストにチャンピオンを奪われたマンセル。ホンダ・エンジン搭載車によるチャンピオンを誕生の瞬間がもろくも崩れ去った。
日本にF1が帰って来る1年前のマシンながら強い印象がある。このマシンもモデル化して欲しかった。
京商がアオシマでモデル化した時代を外して「ウイリアムズF1」を展開してくれないだろうか? 人気のセナ車が無いからムリかな?


